第20回 夏休みの過去問のやり方

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今日はZ会の保護者のみなさんにお話をしてきました。

Z会の中学受験コースは、家庭中心の中学受験を進めましょうというコンセプトの下で進んでいます。私はそのコンセプトは大変大事なことだと思うので、いろいろと関わらせていただいています。
今日は6年生の保護者のみなさんに2010年の概況と学校別対策についてお話してきました。

私は夏休みにまず第一志望の過去問を解くことをお勧めしています。これは子どもが、入試のレベルを知るのと同時に、どういうことができれば合格するのかというイメージを持つのに有効だと思うからです。ただ、この時期にすらすら過去問を解けるわけではありません。だから、後からやらせるという指導もあるでしょうが、私は違うと思います。

積み上げていく受験勉強をイメージされている方が多いと思いますが、中学受験の範囲を全部マスターするというのは大変です。だから、目標のレベルを定めてそこからパッチをあてていく。そのパッチはどこにあてればいいのか、まずは過去問をやってみないとわからないでしょう。

だから、やるのです。この時期、時間を計る必要はありません。たっぷり時間をかけて、2倍ぐらいかけていいでしょう。そして何ができて、何ができないのか、明確にするのです。

過去問に出て、できない問題が最も優先順位が高い勉強なのです。だから、できなければ解説や解答を読んで、ウンウンうなりながらでもいいから、理解する。一番大事な勉強をしていることになるわけですね。

そして秋になったら、今度は時間を計ってやってみてください。このときは一度やっていることもあり、もう少しすらすらできるでしょう。できるということは、決して気分が悪いものではありません。ここですかさず褒めて、伸ばしていきましょう。

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