日別アーカイブ: 2005年5月28日

第40回 スクールカラー

■先日、鴎友学園に行ってきました。e-duce.netの学校説明会ビデオの撮影のために行ったのですが、(現在編集作業が進んでいます。)校地の横に園芸場があって、中学1年生と高校1年生が植物を育てています。日に焼けたり、虫が出てきたり、子どもたちは結構いやがるのかと思いきや、楽しんでいるのだそうです。

■植物だけでなく、動物を育てることもやっていて、名前は忘れてしまいましたが、小さなねずみが何匹か飼われていました。ちゃんと名前もついていましたから、みんなでかわいがっているのでしょう。「女の子は生命を育む性を持っているので、命を育てるということの大切さをしっかり身につけてほしい」という願いがあるからだそうです。

■最近の学力低下論議の中で、私立の中高が黙々と受験勉強をさせているイメージが広がっているのかもしれませんが、学校によっては子どもの可能性を伸ばすためにさまざまな試みをしています。それが特別な授業の場合もあれば、留学やクラブ活動でもあるだろうし、そこが私立の創立の指針や指導方針によって決まってくるわけです。

■こういう小さなことから、スクールカラーは生まれてきます。東大に何人合格しても、スクールカラーは生まれません。学校で指導する先生がいて、生徒たちがいて、学校を作ってきた人たちの想いがあって、それでスクールカラーは少しずつ熟成してくるのです。

■そういうスクールカラーはなかなか学校案内からは感じられません。やはり説明会で校長先生からお話を聞いたり、運動会や文化祭を見たり、あるいはオープンキャンパスに出かけてみたりという中から実感できるものではないでしょうか。

■説明会ビデオはなるべく学校のことばを直接お伝えできるように作っていこうと思っています。今年何校の取材ができるかわかりませんが、ひとつひとつ大事に撮っていきたいと思っています。

(平成17年5月28日)

戦争の体験記が少なくなったのは

最近の入試問題や、問題集では太平洋戦争当時の子どもたちの様子を描いた
物語文が大変少なくなりました。

私が塾で教え始めたころは、まだたくさんの戦争関連の物語があって、読み
進むなかで、戦争の痛ましさが子どもたちに自然に伝わっていったように
思います。しかしここ10年、一気に出題される作品が少なくなりました。

今の子どもたちにはわかりにくいというのがその理由のようです。

しかし、それではやはり先の大戦の姿がだんだん見えなくなってしまう可能性が
あります。今年は戦後60周年。こういう分野の問題が出てもいいのでは、と
密かに思っているのですが。

第9回 夏休みの勉強の仕方(1)

■夏休みまであと2ヶ月弱。塾でも夏期講習のことが話題になってくるころです。夏休みはやはりまとまって時間がとれる機会ですから、ぜひ上手に時間を使いながら力を伸ばしていかなければなりません。ですから、どんな勉強をすればいいか、しっかり計画を立てておく必要があります。

■最近の夏期講習は、だんだん長くなってきました。20日間、1日8時間などという講習をやる塾もあるようですが、ただ長く勉強すればいいというものではありません。特に6年生はそれぞれに目標があり、さらに得意な分野、不得意な分野があるはずです。ですからまず個人の課題があって、次に学校別対策を考えていかなければなりません。

■まず子どもの現状を考えていきましょう。もちろん、本人と話をしながら、具体的な課題を絞り込んでいきます。例えばあまり得意でない分野がないかどうか、各教科について考えていきます。もちろん志望校の入試傾向も前提に考えておかなければなりません。例えば記述が良く出るのなら、その対策もやっておきたいでしょうし、細かい知識がたくさん出るのであれば、知識を覚えることにも力をいれていかなければなりません。

■この不得手の分野を克服するにはやはり自分で学習するというのが一番です。もちろん塾に行って教えてもらってもいいし、個別指導を受けてもいいでしょう。しかし、ずーっと塾や個別指導にいるわけではありませんから、やはり自分で課題を克服していく必要があります。そのために、塾の先生と相談して自宅で何をやればいいのか、相談してください。

■そして、この夏休みの間にやりあげる学習内容を絞り込みます。40日間といっても講習や合宿もあるかもしれませんし、数えてみると意外に自宅で学習できる時間は少なくなっているものです。ですから、あれもこれもと欲張らず、弱点補強と学校別対策という観点にしぼって学習していきましょう。来週は夏休みの計画の立て方についてご説明します。
(田中 貴)

(2005年5月28日)