月別アーカイブ: 2004年10月

第14回 ワープロ

■1年半ぶりに算数教室が復活しました。私は教材をワープロソフトを使って作成していたのですが、そのワープロソフトがXPでまったく使えなくなってしまっていたのです。このソフトはワープロ専用機を継承するためのソフトだったのですが、その使命も終わったとメーカーが判断したせいか、XPでの運用ができなくなりました。私は現在でもこのソフトのために98を1台動かしていますが、すでに非常に古いマシンなので、教材製作にフル稼動させるわけにもいかず、困っていたのです。

■その後、人伝にいろいろなソフトの話を聞きました。教材製作に必要なソフトはワープロも大事ですが、実は作図ソフトが非常に重要で、ところがたとえばイラストレーターのようなソフトは素人の私には結構難しく、使いこなせなかったのです。

■ところが花子2004というソフトがあるということを教えられたのです。値段もそれほど高くはないので、すぐ購入しました。すると、どうでしょう?以前のワープロソフトに近い形で、作図ができるではありませんか。しかもワードの文章に簡単に張り込むことができます。加えてワードには分数の加工も簡単にできるオブジェクトが加わっていました。久しぶりに私が教材を作る道具がそろったのです。

■そこで今回製作したのが回転体です。製作がとまったのも、実は作図が非常に多いこの課題になったからでした。しかし6年生の範囲はこのテーマにとどまらず作図が非常に大事で、解説にも必要ですから土台、ソフトがなければ再開できなかったのです。初回作としては、もう少しではありますが、しかし、まあ、何とか使っていただける物に近づいたと思うので、今後、お母さんの算数教室を続けていきたいと思います。

■当初の構想は、一通りの範囲を終えたあと、基礎テストまでは作ろうと思っていたので、だいぶ計画からは遅れていますが、ぼちぼち発表していきたいと思います。それにしても、あのころワープロ専用機があんなに流行していて、知的財産が作られたと思うのですが、みなさん、どうしているのでしょうか。やはり変換ソフトを使って、必要なものはパソコンで使えるものに変換されてつかわれているのでしょうね。

■ソフトは強者の論理で、だんだん強者に一本化されてくるでしょう。そのとき使いやすいと思ったソフトであったとしても、マーケティングに負けてしまうと、やがては使えなくなるという運命。花子がんばれ!!

(平成16年10月17日)

第27回 カリキュラムが早い?

■先日ある会合で長年、中学受験や高校受験で教えておられる数学の先生にお目にかかりました。そのとき、たまたま算数のカリキュラムが話題になりました。「ずいぶん、カリキュラムが早くなりましたね。」とその先生が言われます。私も同感です。

■以前に比べると比を習うのが半年位早くなっているし、割合も同様に早いのです。指導要領の方は、どんどん範囲が削られているのに、受験カリキュラムの方は、むしろ忙し過ぎるのではないかと思えるくらいです。

■どうしてこういうことになったのか、事情通の方に聞いてみると、ある塾のカリキュラムが早まって、どんどん追随する塾が増えたのだとか。「早くないと、上位校に合格しないと思われるのがいやで、カリキュラムが早まっているのだそうですよ。」と教えてくれました。

■これはどうも本末転倒な話のように思えるのです。カリキュラムが早くなければ合格しないということはありえません。昔の方が競争は厳しかったし、子どもたちのレベルも高かったのです。むしろ、今の方が問題はやさしくなってように見えます。にもかかわらず、なぜこんなにカリキュラムを早める必要があるのだろうか。確かについていける子はいるでしょうが、多くの子が大変、苦しい思いをするのではないかと心配です。

■特に5年生のカリキュラムが大変です。以前は4年生のカリキュラムと5年前半のカリキュラムがだぶっていて、5年生の前半までは受験勉強をならし運転することができたのですが、今は、最初からトップギアのようなもので、本当に子どもたちの気持ちが続くのか心配になってしまいます。それ以上に、本当は6年生で伸びるかもしれないのに、成績が悪くて、志望校をあきらめてしまうのが早くなってしまう可能性があるなと思います。

■確かに比をマスターすれば、いろいろな特殊算は簡単に解けるかもしれません。ただ、そこにいたるまでに分数や少数の計算がきちんとできるようにならなければいけないし、割合の考え方、速さの考え方もきちんとマスターしなければなりません。それにこの時期は子どもたちの体力や動機付けがまだ十分でないので、あまり苦労するのはよくないと思います。

■ですから、5年生のうちは、あまり成績を気にせず、むしろしっかりとした基礎力を作っていくのがいいでしょう。そして、6年生になり、第一志望もだいたい決まったころから、本当にギアをあげていけばいいのではないでしょうか。お兄ちゃんやお姉ちゃんがいて、受験のペース配分をある程度、お父さん、お母さんがご存知なら杞憂です。でも最初の受験であるならば、ぜひ気をつけてあげてください。

(平成16年10月12日)

第13回 14053アクセス

■アクセスログを開いたところ、10月4日に当サイトは14053のアクセスがありました。多分、今までの1日あたりのアクセス数でいうと、最高記録でしょうね。これまでのデーターと桁が違うので、アクセスログ解析ツールがぶっこわれたのかと思いましたが、やがて理由がわかりました。

■ヤフーのデイリーニュースにリンクが張られていたのです。読んでいただいている方はご存知だと思うのですが、今回のベネッセの調査はcoffeebreak 10回でコメントした調査です。ただ、リンクは母親講座50回でした。多分第二次反抗期というのは何かという題材として扱われたのだろうと思います。

■今回の調査は今春行われたものですが、朝日新聞が取り上げ、今回は産経新聞で取り上げています。第二次反抗期がなくなったのではなく、むしろ遅くなっているのだということは、やはり注目されるべきことだろうと思います。子どもたちの精神年齢が明らかに幼くなっていることは、今後、教育にたずさわる人たちがある意味、心しなければならないことです。

■それと別に、今回のアクセス数は、やはりインターネットの世界のすごさを実感しました。母親講座50回はすでに1年半前に発表されているものです。この1年半の間に読んでいただいた方は、まあ多くて数千人のレベルだろうと思います。しかし、ヤフーに掲載された時間だけで、その1年半分の10倍以上のアクセスがあったのです。こんなことは、やはりインターネットでなければありえない話でしょう。

■インターネットはいろいろな人が発信できる機会を作ってくれます。私も、こうやって、自分の勝手な考えを勝手に発表できているのは、インターネットだからです。簡単に発表できる分、中身は真剣に吟味しなければならないのですが、実際にこういう形で多くの人が見てくださるという経験をすると、また身が引き締まる思いです。

■実際にみなさんのお役にどれだけたっているのかは甚だ疑問なところもありますが、さぼりがちな田中貴.net通信もがんばりたいと思います。また何かご要望がありましたら、ぜひお声を寄せてください。今後ともよろしくお願いします。

(平成16年10月5日)