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塾、やめたい

夏休みを前に、突然「塾、やめたい」と言った子がいました。

いろいろ親が聞き出した結果として、やはり「ついていけない」。そしてついていけないから、クラスの中でも浮きがちになる。

学校でも塾の話題になったりして、それがつらい。ただ、受験はしたい。公立には行きたくないとのこと。

ご相談を受けて、個別でお預かりすることになりました。

お父さん、お母さんからすると、それからいろいろ手続きとかあって大変だったのですが、本人はマイペースの勉強を取り戻し、かつ褒められることが多いので、ちょっとペースがつかめてきた。

さらにこれまで全くやっていなかった過去問を目の前にして、「これができれば合格する」と気づいて、そこからさらに「入りたい」という気持ちが強くなった。

結局一度も集合塾に戻ることなく、第一志望の学校に合格しました。

でも、この子が一番偉かったのは「やめたい」としっかり伝えたことなのです。

親が期待しているし、お金もかかっているから、本来子どもは塾をやめたいとは言い出しません。これは多少マイナスなことがあってもガマンする子が多い。しかし、それでもやめたいと思ったのは、それだけ追い詰められていたからでしょうが、でもはっきり言ったからこそ、道が開けたのです。

基本的に子どもたちはそういう気持ちを持っている、ということをお父さん、お母さんは知っていてください。

結構嫌なことでもガマンして通塾している子は少なくありません。



受験で子どもと普通に幸せになる方法、本日の記事は
後半戦の準備


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第578回 お任せにするか、それとも・・・

■ 来月から夏休みが始まり、夏休みが始まれば夏期講習がスタートします。

■ で、一般的には夏期講習はほぼセットされているので、みんな同じスケジュールで動く。そして午前か午後に授業があって、塾に行かない時間は課題と宿題でいっぱい、ということになるものなのです。

■ だから、もうこれはお任せする、という手がひとつ。ただ、お子さんの状況や志望校によって、不合理なこと、無駄なことが出てきます。これはセットだから仕方がない、と言ってしまえばそれまでだが、やはり時間が無駄になるということも当然考えないといけない。

■ もうひとつは徹底的に親が学習を管理する方法があります。これは間違いなく大変だと思うのですが、しかし、最も効率の良い準備が進む可能性が高い。本来受験はパーソナルなものですから、それぞれの目標、それぞれの状況に合わせて勉強していくことの方に合理性がある。

■ 塾が一人一人に合わせることはありません。塾に合わせてこい、というのがスタンスですから、それは期待しても難しいところがある。

■ ここは決断が必要。ある程度無駄でも仕方がない、と腹をくくるか、それとも手を打つか。お子さんの状況によってもいろいろ判断があるかと思いますが、あと3週間、できることならしっかり準備しましょう。


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夏期講習がない時間帯


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受験勉強は本来パーソナルなもの



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統計が変わると出題される!?

ある学校の社会で、工業出荷額の都道府県ランキングの問題が出たことがあります。

第1位は愛知県、第2位は神奈川県までは割と差がはっきりしているのですが、第3位と第4位は大阪府と静岡県がしのぎを削っているというか、まあ、わずかの差。

その学校は正誤問題で「2019年の統計では第3位は静岡県」という文を出して、これがまあ、間違いだったわけですが、翌年第3位はちゃんと静岡県になった。だから過去問をやっていると???と思うことが多々あったりするのです。

で、今年の統計で一番は、やはりインドの人口でしょうか。

これまで第1位は中国だったのですが、どうも抜いたらしい。まだ正確な数字になっていないのですが、このネタは問題になるかもしれない、とまあ、言われています。

合否は1点で決まるので、こういうことも大事にしないといけないのだけれど、ちょっと何か違うかなあ・・・とつい思ってしまうのです。



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夏休みの課題をやろうとすると、それだけで終わるようにできている


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6月29日の問題


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