2012年受験に向けて」カテゴリーアーカイブ

6年生の模擬試験、何を受けるか?

受験校を決めるために、秋から6年生は模擬試験を受けることになります。

関東の場合、今年の選択肢は4つあります。

1 四谷大塚合不合判定テスト
2 日能研 全国公開模試
3 首都圏模試センター 統一合判
4 SAPIX 合格力判定テスト

 SAPIXの合格力判定テストは昨年は、内部生の受験に限られていました。そして四谷大塚の合不合と日程が重なっていたため、合不合の受験者が一昨年に比べて約4千名ほど減少しました。この減少分はやはり上位層が多いため、合不合の判定は一昨年に比べて甘くなったといわれています。どのくらいか統計的に調べてもらったところ、偏差値にして2ポイントから3ポイントだそうです。それならば、まあ、判定をもう少し厳しめにみればという手もありますが、私は複数の種類のテストを受けておくべきだと思います。

 SAPIXの合格力判定テストは、サンデーサピックスという学校別授業のカリキュラムに組み込まれています。したがって、SAPIXの子どもたちと比較するためにはこの試験を受ける必要があります。上位校の合格実績は昨年抜きん出ていましたので、上位校を狙うのであれば一度はこのテストを受けておいた方がいいでしょう。

 私がすすめる受験法は2つ選んで、必ず複数回受験するという方法です。例えば9月と11月、10月と12月とふたつを組み合わせておくのです。そうすると、2ヶ月の経過がわかります。1回では子どもの成績の流れがつかみにくいのです。しかし2回受けると流れが見えてきます。成績が上がっているのか、下がっているのか。一度の試験で合格ラインを超えるよりも、実はこの流れの方が大事です。たとえ合格ラインを超えていても、下がる傾向にあるのれあれば、本番は合格ラインを下回っているかもしれない。ですから、複数回受験して流れをつかんでいくことが大事です。

 一般に受験校は11月下旬から12月上旬には決めますから、早めに受験する試験のスケジュールを決めて申し込みをすませておきましょう。

慶應普通部、発表が2日に。

慶應普通部が先日の入試説明会で、合格発表を2日に早めることを発表しました。

早めに決まるということは、いいことだとは思うのですが、はて、影響は?

1 浅野の受験者が減る→3日を挑戦するというのは難しくなる。

2 慶應中等部の受験者が減少する→普通部に行きたいと決めていれば辞退者は増えるでしょう。

  ということは慶應中等部はやさしくなる?

3 慶應普通部の結果を知ってから中等部を受けるので、これが精神的に影響を及ぼす?

ぐらいのことを考えたのですが、実際に数字はあまり変化しないのではなかろうか、という感じもします。

慶應は青葉初等部がスタートすることも決まり、また少しずつ入試のシステムが変わっていくので、今後も注目していきたいと思います。

みなさまには大変ご無沙汰しておりましたが、今日からまた再開します。よろしくお願いします