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第7回 計画をたてる

自宅学習を中心に受験準備を進めるとき、大事なのは計画です。

どのような教材をどのような形で勉強していくのか、いつやるのかというのを決めていかないと、「あれもやろうか、これもやらないと。」というように収拾がつかなくなってしまいます。

子どもたちの時間はある程度限られているので、(夜遅く勉強することは、中学生以上の受験生とは違いあまり、効果はありません。)学習の優先順位を立てないといけないのです。

例えば計算ドリルや漢字の練習などは、朝起きてすぐ30分でやるという習慣にしてしまうことが大事です。これが3年分たまると相当な違いになるでしょう。コツコツ積み重ねていく練習はやがて、大きな力を生みます。

また、細かい暗記ものをやるよりは、じっくりと考えたり、しっかり読む時間を確保することが大事です。したがって具体的な学習計画を立てていきましょう。

このとき、お子さんに与えるというのではなく、計画を共有するという感覚が大事です。子どもたちにも都合があります。ここは学校の友達と遊びたいとか、テレビを見たいとか。何を我慢して何をするのか、子どもといっしょに考えることで、子どもたちの自覚も芽生えてくるでしょう。

まもなく新年度。(中学受験の新年度は2月です。)
新しい学年に向けて、しっかりと学習計画を立てていきましょう。

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第6回 計算ドリル

計算の練習をするための教材はたくさんあります。

しかし、どれを選んでも、それほど変わりはないでしょう。むしろ大事なのは使い方です。

計算はやはりていねいに、式を書くというのが原則。だから、一度のたくさんの問題を与えてしまうのは、その部分をいい加減にしてしまう可能性があります。

1回は5問程度。しかし、毎日やるということが大事ですね

それと一問一問、ぜったいに間違えていないという確認をさせることも大事です。計算間違いというのは入試でも結構おこるもの。だから最初が肝心なのです。やさしい問題だからといって、その確認をしないとだんだんくせがつかなくなります。多少時間がかかってもいいから「絶対に間違えない」計算力を身につけてください。

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第5回 飛び級

自宅学習を中心にすると、塾のカリキュラムに左右されずに、ある程度学習する範囲をコントロールできるメリットがあります。もちろん、ゆっくりやることもできるが、実は早くやることもできるのです。

これはどの子にも薦められるという方法ではありません。ただ、例えばサッカーやバレーなど先先、続けていきたい競技があり、通塾が難しい場合には効果的な方法でもあります。飛び級をスタートさせるのは3年生になるとき。本来であれば3年生のカリキュラムをやる年に、4年生を始めるのです。当然、2教科。理科社会は、次の年に細かいことは覚えないという前提でやります。これを5年生まで続けます。そうすると5年生時で6年生が終わります。ここまでは塾には行かない。あるいは、単科の科目だけ行けばいいでしょう。

そして最後の1年間だけ塾に行く。ついていけるか?ということになれば、先に進んでいる分塾の成績は悪くはないでしょう。(ただし、理科社会はあまり良いとはいえないでしょうが。)
このとき、第一志望が決まっていれば、最初から学校別の傾向にしたがって学習が進められます。しかも、一通り受験内容は学習していますから、思い出していく作業を積み重ねていけばいいので、比較的余裕があるでしょう。

ただし…

やはり3年生や4年生のときにある程度負担がきます。ですから、何でもやろうと思ってはいけない。ある程度学習内容を絞って進んでいくことが大事です。まあ、1年先に行っているので、テストの成績がふるわなくても、あまり心配をしなくてすむでしょう。

過去の例でいえば5年生に6年のカリキュラムで算国の偏差値が50前後出ていると、原級にもどったときに62前後でスタートする感じです。

あくまで自宅でペースをコントロールするというのが前提です。塾に週3回などというペースで通うことには無理がありますから気をつけてください。

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