新パパママ先生合格術」カテゴリーアーカイブ

第10回 スケジュールに日記の欄を

最近の子どもたちは作文を書く機会がめっきり少なくなりました。

だからというわけではないでしょうが、子どもたちの国語の答案を見ていると、やはり記述の問題を飛ばす傾向にあります。それほどむずかしいと思わない問題でも、「ちょっと見て面倒だ」「ちょっと見て難しそう」というだけで、飛ばしてしまうのです。飛ばしてしまえば、もう0点が確定してしまいますから、やはり書く練習をするべきなのですが、4年生・5年生にとってはなかなかそのエネルギーを出すのが難しい。

やはり書きなれるということが重要です。

そこでひとつの工夫として、学習スケジュールに日記の欄をもうけてはどうでしょうか。

毎日のことを書くというのは子どもたちにとっても壁があるので、学習の記録をつけるというのでいいでしょう。例えば、「算数の2番と3番は難しかった。」とか「徳川幕府がなぜ300年続いたかの理由は、なかなかおもしろかった」という感想を書き込めばいいのです。後から振り返れば、それなりに学習の指針作りに役立つでしょうし、何より、子どもたちが文章を書く機会を増やすことができます。

ぜひ実践してみてください。

母親講座2DVD母親講座第2回「家庭学習をどう充実させるか」

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第9回 応用力を伸ばす

先週と今週で4年生のDVDを2本リリースしました。

4年じっくり算数教室3 図形の問題1

4年じっくり算数教室4 図形の問題2

4年ではじめて正方形や長方形、あるいは面積の概念を学習するわけですが、単に公式をあてはめて解くというのでは、子どもたちの応用力を伸ばすのはなかなか難しいので、これはと思う応用問題をちりばめてみました。

相似形を使えば簡単だが、しかし4年生でもこれは解けるのだろうか?

という感じなのですが、実は中学入試もこれと同じなのです。実際に学校で習うのは中学になってから、ですが小学校の学習内容を使えば解けなくはない、というレベルで出題されているわけです。だから、4年生だから6年生の問題を考えてはいけないということではない、むしろどんどん頭をひねってもらいたいのです。

算数では基礎学力としての計算力と、頭をひねりながら解法を編み出していく応用力がともに求められます。4年生だからといって遠慮することはない、考えられるものならどんどん挑戦する、ということが大事です。

ただ、できる、できないはまだ二の次でよいのではないでしょうか。

挑戦する、工夫する、その過程が一番大事なのです。その過程で頭がフルに使われて、能力が、可能性が伸ばされているのですから。できなかったとき、解説を聞くのも大事。「そうか!」という発見が、さらに挑戦しようという気持ちを作るのです。

だからしっかり考えたら、ぜひ、ほめてあげてください。

4年じっくり算数教室1DVD教材「4年算数じっくり教室」

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第8回 ノートをきちんと書く

受験勉強を始める上で、ノートをきちんと書くのは大変大事なことです。最近、東大生のノートが話題になっていますが、勉強はやはりノートが基本で、ノートがしっかりしていれば力もつけやすいのです。

特に算数では、図、式、計算の3つが整っているかどうか、というのが大事になります。線分図はやはり自分で書けなければいけないし、立体の見取り図も自分で書けなければ、今後問題を解いていくときに不都合がおきてきます。
6年生でも立体の見取り図を描くのが下手な子がいます。基本的には書き方がわかっていない。だからゆがむので、きちんと問題の題意を汲み取ることができません。そうなるとなかなか算数の成績が伸びないのです。

なぜこうなるかといえば、問題集の図ばかりを使って考えるから。本来は自分でノートに図を書き直していく、その過程で理解が深まるはずなのです。解く問題数ばかりを気にして、その中身を充実させていないと、受験学年になって伸びなくなります。

まずはじっくりと、ノートに図や式、計算をきちんと書いて問題を解くくせをつけていきましょう。

4年じっくり算数教室1DVD教材「4年算数じっくり教室」