第5回 飛び級

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自宅学習を中心にすると、塾のカリキュラムに左右されずに、ある程度学習する範囲をコントロールできるメリットがあります。もちろん、ゆっくりやることもできるが、実は早くやることもできるのです。

これはどの子にも薦められるという方法ではありません。ただ、例えばサッカーやバレーなど先先、続けていきたい競技があり、通塾が難しい場合には効果的な方法でもあります。飛び級をスタートさせるのは3年生になるとき。本来であれば3年生のカリキュラムをやる年に、4年生を始めるのです。当然、2教科。理科社会は、次の年に細かいことは覚えないという前提でやります。これを5年生まで続けます。そうすると5年生時で6年生が終わります。ここまでは塾には行かない。あるいは、単科の科目だけ行けばいいでしょう。

そして最後の1年間だけ塾に行く。ついていけるか?ということになれば、先に進んでいる分塾の成績は悪くはないでしょう。(ただし、理科社会はあまり良いとはいえないでしょうが。)
このとき、第一志望が決まっていれば、最初から学校別の傾向にしたがって学習が進められます。しかも、一通り受験内容は学習していますから、思い出していく作業を積み重ねていけばいいので、比較的余裕があるでしょう。

ただし…

やはり3年生や4年生のときにある程度負担がきます。ですから、何でもやろうと思ってはいけない。ある程度学習内容を絞って進んでいくことが大事です。まあ、1年先に行っているので、テストの成績がふるわなくても、あまり心配をしなくてすむでしょう。

過去の例でいえば5年生に6年のカリキュラムで算国の偏差値が50前後出ていると、原級にもどったときに62前後でスタートする感じです。

あくまで自宅でペースをコントロールするというのが前提です。塾に週3回などというペースで通うことには無理がありますから気をつけてください。

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