中学受験で子どもと普通に幸せになる方法」カテゴリーアーカイブ

著作権

    先日の過去問特訓のときのこと。
    「先生。この問題どうすればいいでしょうか?」
    と聞かれて、その子の過去問を見ると、「著作権のため、この問題文は掲載できません。」
    とある。問題は書かれているが、問題文がないと、話にならない。まあ、当然飛ばすことになったわけですが。
    こういうことは、このところ多くなりました。著作権の問題でいうと、学校が入試問題を作成するにあたって、著者に断りをいれる必要は基本的にありません。だから学校の先生が問題を作るときは、著作権の問題は発生しない。
    で、入試が終わって、過去問の問題集になるときは、実はここがひっかかる。
    したがって問題集にするにあたって著者の許諾をとるわけです。この作業が案外時間がかかる。だから入試問題の発行は早くて5月前後。これは著作権の問題が特に発生しなかった場合でしょう。発生してしまうと、最早、時間としては間に合わなくなる。かつ、許諾がとれなければ掲載はできませんから、上記のような話になります。
    権利としてはその通りなのだが、教える側からすると、何とか許諾だけは出してもらいたいなあと思います。大事な過去問の半分が使えなくなってしまう。これでは対策にならないといってもいいでしょう。
    多分、今後、出題の先生は、許諾されている文章を使わざるを得なくなるでしょう。対策ができない、ということになるとやや人気に陰りがでてくるからです。しかし、そうなると使える文章には制限が出てくる。これも入試としてはいかがなものか、と私は思います。
    子どもたちはかなりの文章を読んできていますので、「やったことがある問題」にあたる可能性があるわけですね。そうなると、国語が記憶の問題になってきて、実際の読解力を試す試験にならないとすれば、これはこれで問題になるわけです。
    子どもが勉強する方法として、何らか道筋を残してほしいなあと思うのですが。

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4年じっくり算数教室1中学受験DVD教材「4年算数じっくり教室」(文章題を解く1)

母親講座3中学受験DVD母親講座第3回「志望校の決め方と学校別対策」

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6年受験用DVD教材「これでわかる数の問題」のお知らせ

6年受験用DVD教材の第7回目で、今回は数の問題をリリースしました。

数の問題では、2つのテーマをとりあげています。ひとつは数の性質。約数や倍数の性質を使って数を特定していく問題などは、最近の入試でも見かけるようになりましたが、突破口を見つけるのが難しく、子どもたちにとってはなかなか大変なテーマのひとつでしょう。

そしてもうひとつが規則性。これは数の性質ともリンクすることが多いですが、最近の規則性はやや複雑でパスカルの三角形や、差の数列が等差数列になるもの、奇数の和が平方数になる性質を使うものなど、多彩になってきています。

今回のDVDではまず基礎編で、これらのテーマのパターン問題をとりあげて、練習しています。応用編では基礎編でやったパターンをどう使っていくかということをテーマにしました。ただし、きれいに解ける問題ばかりではなく、書き出したり、性質を調べ上げていく問題も加えて、柔軟に対応できる力を養える問題を精選しました。

第一志望の出題傾向の中で、規則性や数の問題についてやや難しい問題がでる学校を受験される場合は、ぜひお役立ていただければと思います。

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第23回 6年生の後半も習い事を続ける

    なんて、ありえないと思われている方が多いかもしれませんね。
    野球やサッカーもぎりぎり夏まで。秋はさすがに勉強しないと・・・。
    まあ、そういう考え方が一般的でしょうけど、私は敢えてそうだとは思いません。子どもの教育にはいろいろな面が必要だと思いますから、単に受験勉強だけというのは決してバランスがいいわけではない。
    確かに受験勉強は大変だし、この秋にやらなければいけないことは、たくさんあるでしょう。すべてを受験勉強に費やしても、時間は足りないかもしれない。
    でも、ここまでやったら合格するという絶対的な量は存在しません。
    したがって、本人がどこまでやれるか、ということなので、前提として習い事やクラブがあったとしても、それはその中でやることもできるわけです。
    もちろん、習い事がいくつもある中で受験勉強を進めるというのは難しいでしょうが、1つぐらいあったとしても気分転換にもなるし、悪いことではないと私は思います。
    最後の3ヶ月ぐらい、つまり11月12月1月は受験勉強につぎ込んでもいいかもしれないが、子どもの教育はバランスも大事だということをやはり頭の中にいれておいてほしいと思うのです。
    例えば学校の修学旅行が秋にある学校もある。その途中で大事な模擬試験が入っている、なんてこともあるでしょう。だから修学旅行を休むという発想は、私は子どもの教育にとっては、決していいことではないと思いますね。
    中学受験は何のためにするのか。子どもに良い教育環境を与えようと思うからでしょう。だとすれば、その過程も教育的であるべきだ、というのは私の考えの基本なのですが。

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