中学受験で子どもと普通に幸せになる方法」カテゴリーアーカイブ

答えが出ればいい?

    過去問特訓2日が終わって、ちょっと気になることがありました。
    「答えが出ればいい」で算数を解かせている塾が多いのでしょうか?
    学校によっては記述式で、式や説明を書かないと得点にならない学校があります。しかし、それ以外の学校では確かに「答え」だけが採点対象になる。
    だから、式や計算はちょこちょこと書いて、答えさえ出ればいいんだ、というやり方だとミスが多くなります。
    昨日も、それを直して書くように指導しただけで、正答率が20%ぐらい変わった子がいました。
    解いていく過程は同じだけれど、それをきれいに、確認できるように書くだけで、当然ミスは減ります。
    ただ、時間を急ぐ子どもたちは、それが「タイムロス」になると思うのです。しかし、書く時間はそう変わらない。むしろ正確に解けるようになるのです。
    空白にきちんと式や計算を書いて、残す。
    結構できていない子が多いみたいですよ。

第44回 過去問の目鼻がついてきたら

    ウチの娘と違い、早くから過去問をやってきて、そろそろ目鼻がついてきたお子さんもいるでしょう。
    その場合は、電話帳(各校の単年度の入試問題を集めた問題集)を使ってみるのも、手です。
    似たような傾向の学校を選んでもいいし、不得意なテーマだけ選んで勉強してもいい。
    乱取り練習ですね。
    繰り返し勉強していることに飽きてきたら、こういう乱取りで目鼻を変えてあげるのもひとつの手です。
    案外、違う学校の問題が、同じように出題される場合もあります。(特に国語。)
    当てようと思わなくてもいいが、学校別傾向がある程度身についたら、そんな勉強をしてもいいでしょう。
    ただし・・・
    正答率を上げる、素点と見込み点の乖離はなるべく小さくする。
    という作業は、この勉強でも徹底してください。
    「傾向が違うから」
    という言い訳はなし、ということで。