中学受験で子どもと普通に幸せになる方法」カテゴリーアーカイブ

冬休みにやるべきこと

    冬休みは講習とその宿題、と復習、で終わってしまうかもしれません。
    しかし、時間を作った方が良い場合があります。(つまり、それは塾に行かないということ。)
    1 十分に受験校の過去問が終わっていない
    2 素点と見込み点にまだ大きく乖離がある
    3 どうしても、不安な分野がある(本人がこの分野はわからないと言っている)
    これは、塾の講習で直せない。個人個人の課題になっているのです。
    1 これは塾がいかん部分もあります。なかなか過去問をさせない。「今やってもできない」「自信を失うだけ」みたいな言葉が先行するが、実際に遅れてしまっている。(全員を同じカリキュラムで動かしたいだけ。)だから全部終わらない。そういうと「終わらなくても大丈夫。それよりは塾の勉強をしてください。」って、「出ない問題」をやらされているのです。
    もう、そういう状態とはオサラバしてください。まず、過去問をしっかりやる。
    2 過去問をやったはいいが、素点と見込み点の乖離が大きい。(素点は最初の点数。見込み点は答えを見ずにやり直してとれる点数)。特に算数で、この乖離が大きい子は、失敗する可能性が高い。算数で点数をとれないと、中学受験はなかなか苦しいのです。だから、今の力で確実に点数を取ることを工夫してください。これは、実際に過去問をやる中で、できてくることなのです。ただ、その意識がないと身につかない。だから、過去問をやるときに素点と見込み点をつけ、正答率も出して、と、意識をさせる。式を書く、計算を書く、それを見直す、問題文を読み直す、そういうことをチェックしましょう。
    3 ここへきて、「いやな分野」が残っている子がいます。例えば、電気がわからない。政治経済ができない。
    そういう意識を持っているだけで、試験に対して消極的になります。だから、ここは一気に解消しておくべきです。まとめて時間をとって「これでわかった」というところまでは、勉強しましょう。塾でやってくれるとは限りません。できることをやったって意味がない。今は課題を克服しないといけない。だから、個々の対応がいる時期なんです。
    風邪やインフルエンザに気をつけて、納得のいく冬休みにしてください。

社会の統計、テーマはいろいろ。

    我々が中学受験をしたころ、世界の工場は「日本」でした。(ん?ちょっと年齢のサバを読んでるか?)
    世界史で産業革命のころ、世界の工場は「イギリス」でした。
    今は?  もちろん「中国」です。
    入試にでる、統計もさまざま変わってきています。
    例えば、一昔前の統計といえば、4大工業地帯の生産額、日本の輸出入のトップ5、あるいは日本の輸出入相手国、トップ5などでした。
    今は、例えば「食料自給率」、「インターネット通信量」「楽曲のインターネットによるダウンロード数」「軽自動車の販売数」
    使われる統計は変わってきています。
    「そんな統計まで見てない」というお子さんが多いでしょう。
    「見なくていい」です。
    ただし、なぜか、を考える姿勢はしっかり持ってほしい。
    何で楽曲のダウンロード数が伸びた統計が出てくるのか?当然便利だからです。結果としてレコード屋さんが減ってくることになる。
    なぜ軽自動車の販売数が伸びるのか?
    不景気になり、温暖化も影響し、ガソリンが高くなれば、燃費のいい、軽自動車に注目が集まる。
    これらのことを、試験会場でしっかり考えられるか?
    ということなんです。ニュースを見ている、新聞を読んでいる、もさることながら、お父さん、お母さんとそういうことを
    「どれだけ話しているか?」にこれらの問題を解く鍵があります。
    過去問もさることながら、今年の話題、しっかり振り返っておきましょう。間もなく新聞やテレビでも今年の重大ニュースをまとめてくれる時期です。
    しっかり切り取って、あるいは録画して、確認しておきましょうね。