中学受験で子どもと普通に幸せになる方法」カテゴリーアーカイブ

社会の統計、テーマはいろいろ。

    我々が中学受験をしたころ、世界の工場は「日本」でした。(ん?ちょっと年齢のサバを読んでるか?)
    世界史で産業革命のころ、世界の工場は「イギリス」でした。
    今は?  もちろん「中国」です。
    入試にでる、統計もさまざま変わってきています。
    例えば、一昔前の統計といえば、4大工業地帯の生産額、日本の輸出入のトップ5、あるいは日本の輸出入相手国、トップ5などでした。
    今は、例えば「食料自給率」、「インターネット通信量」「楽曲のインターネットによるダウンロード数」「軽自動車の販売数」
    使われる統計は変わってきています。
    「そんな統計まで見てない」というお子さんが多いでしょう。
    「見なくていい」です。
    ただし、なぜか、を考える姿勢はしっかり持ってほしい。
    何で楽曲のダウンロード数が伸びた統計が出てくるのか?当然便利だからです。結果としてレコード屋さんが減ってくることになる。
    なぜ軽自動車の販売数が伸びるのか?
    不景気になり、温暖化も影響し、ガソリンが高くなれば、燃費のいい、軽自動車に注目が集まる。
    これらのことを、試験会場でしっかり考えられるか?
    ということなんです。ニュースを見ている、新聞を読んでいる、もさることながら、お父さん、お母さんとそういうことを
    「どれだけ話しているか?」にこれらの問題を解く鍵があります。
    過去問もさることながら、今年の話題、しっかり振り返っておきましょう。間もなく新聞やテレビでも今年の重大ニュースをまとめてくれる時期です。
    しっかり切り取って、あるいは録画して、確認しておきましょうね。

答えが出ればいい?

    過去問特訓2日が終わって、ちょっと気になることがありました。
    「答えが出ればいい」で算数を解かせている塾が多いのでしょうか?
    学校によっては記述式で、式や説明を書かないと得点にならない学校があります。しかし、それ以外の学校では確かに「答え」だけが採点対象になる。
    だから、式や計算はちょこちょこと書いて、答えさえ出ればいいんだ、というやり方だとミスが多くなります。
    昨日も、それを直して書くように指導しただけで、正答率が20%ぐらい変わった子がいました。
    解いていく過程は同じだけれど、それをきれいに、確認できるように書くだけで、当然ミスは減ります。
    ただ、時間を急ぐ子どもたちは、それが「タイムロス」になると思うのです。しかし、書く時間はそう変わらない。むしろ正確に解けるようになるのです。
    空白にきちんと式や計算を書いて、残す。
    結構できていない子が多いみたいですよ。