各校の入試問題から」カテゴリーアーカイブ

立体の切断に関する問題

2017年聖光学院の問題です。


図1は1辺の長さが1cmである立方体を3段積み重ねた図です。これと同じように8段積み重ねたものが図2の立体です。この立体の1段目から8段目までを3点P,Q,Rを通る平面で切ったとき,点Aを含む方の立体の体積は何cm3ですか。

6saen21-7


【解説と解答】

6saen21-8

図のようになっていくので、切れている立方体は1、2、3、・・・となっていくので
(1+8)×8÷2=36個
1つが1×1÷2×1÷3=1/6 全部で1/6×36=6cm3が切り落とされます。
全体は1+3+6+10+15+21+28+36=120cm3になるので
したがって残るのは120-6=114cm3
(答え)114cm3


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月に関する問題

2017年東邦大東邦の問題です。

図1は,ある冬の日の午後9時に千葉県習志野市で観察した半月のようすをスケッチしたものです。これについて次の(1)~(4)の問いに答えなさい。

20170722t001

(1)この半月はどの方位の空に見えましたか。もっとも適切なものを,次の1~4から一つ選び,番号で答えなさい。

  1 北東   2 北西   3 南東  4 南西

(2)この半月を望遠鏡で観察したとき,図1のAの部分とBの部分にある円形で同じ大きさのクレーターを比べると,それぞれどのように見えますか。もっとも適切なものを,
  次の1~4から一つ選び,番号で答えなさい。

  1 どちらも円形に見えるが,Aの部分にあるクレーターの方が小さく見える
  2 どちらも円形に見えるが,Bの部分にあるクレーターの方が小さく見える
  3 Aの部分にあるクレーターは(注)だ円形に Bの部分にあるクレーターは円形に見える
  4 Aの部分にあるクレーターは円形に Bの部分にあるクシーターはだ円形に見える

  (注) だ円形…円を細長くした形

(3)オーストラリアのシドニーで同じ日の午後9時(現地での時闘)に月を観察しました。
  この月について,見える方位と,明るい部分の形の組み合わせとしてもっとも適切なものを,あとの1~8から一つ選び,番号で答えなさい。

20170722t002
  [方 位]   ア 北東   イ 北西   ウ 南東   エ 南西
1 ア,オ     2 ア,カ     3 イ,オ    4 イ,カ
5 ウ,オ     6 ウ,カ     ア エ,オ    8 エ,カ

(4)地球は,自ら回転しながら太陽のまわりを回る天体です。月も,自ら回転しながら地球のまわりを回る天体です。地球が太陽のまわりを回る向きと月が迪球のまわりを 回る向きは同じです。図2は,それらを模式的に表したものです。いま,地球が太湯のまわりを360日で一周回り,月の明るい部分の形が30日ごとに同じ形になるとした場合,月が圸球のまわりを一周(360 ° )回るには何日かかりますか。小数第2位を四捨五入して,小数第1位まで答えなさい。ただし,月の明るい部分の形が30日ごとに同じ形になるのは,地球から見た太陽と月の位置関係が同じになるためです。

20170722t003

【解説と解答】
(1)上弦の月ですから、南中が18時。観察したのが21時ですから南西の方角に見えます。
(答え)4
(2)同じ大きさのクレーターですから、Bの方がだ円形に見えます。
(答え)4
(3)オーストラリアでは、月は北中し、月の満ち欠けは日本と逆に見えます。したがって下弦の月になり、北西の方角に見えます。
(答え)3
(4)満月から次の満月の位置にくるまで30日かかるので、地球は30°公転します。月はしたがって360+30=390°公転しなければならないので、390÷30=13°
したがって360÷13=27.69・・・となり、27.7日が公転周期です。
(答え)27.7日


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速さに関する問題

2017年東邦大東邦中学の問題です。


P町とQ町は1.2km離れています。A君はP町を、B君はQ町を同時に出発し、この2つの町を歩いて往復します。2人が初めて出会ったのは出発してから6分後でした。2人が初めて出会った後に A君だけ歩く速さを変えました。A君はQ町を、B君はP町をそれぞれ折り返した後、2人は初めて出会った地点で再び出会いました。はじめのA君の歩く速さとB君の歩く速さの比は、5:3でした。このとき、次の問いに答えなさい。

(1)2人が初めて出会うまでのA君の歩く速さは分速何mか求めなさい。
(2)2人が初めて出会った後のA君の歩く速さは分速何mか求めなさい。


【解説と解答】
(1)2人が初めて会ったのが6分後ですから、1200m÷6=200m 200÷(3+5)×5=125mが最初のA君の速さです。
(答え)125m

(2)B君の速さは分速75mですから、75×6=450m
1200-450=750mが残りの距離になるので、750×2÷75=20分後にそこに戻ります。
A君は450×2=900mを20分で往復すれば良いので、900÷20=45
(答え)45m


「映像教材、これでわかる比と速さ」(田中貴)


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