なおなおパパママ講座」カテゴリーアーカイブ

第596回 カリキュラムを早めても

■ 中学受験は小学校4年生の2月から、という2年スタイルが長く一般的でした。

■ しかし、10年ほど前から、小学校3年生の2月から、という3年スタイルが始まりました。このスタイルになってまだ10年ぐらいしか経っていないのですが、それが今度は小学校2年生の2月から、というスタイルに移行している。

■ なぜそうなるのか?と推測するのに2つの理由が挙げられます。

■ 中学受験は塾中心ですから、塾が生徒の囲い込みをします。いったんその塾に入ったら、他に行けないようにする。そのために宿題も多くするし、通塾日も増やします。しかし、それだけでは勝てないので、早くから囲い込む。そんなにゆっくりしていたのでは間に合いませんよ?と言われた保護者の方は数知れず。

■ 一方で、3年生の2月から始まった受験勉強をした生徒が中学に行った後、多くの中学校の先生が「あまりできるようになっていない」ということを言われました。半年カリキュラムを早めて、5年生の終わりにすべてのカリキュラムができるようにし、1年間を復習と問題演習にあてたはずが、そんなに結果が出ない。じゃあ、もっと?というわけでもないのでしょうが、さらに1年前倒しにしたわけでしょう。

■ しかし、これで問題は実は解決しないのです。実際に、中学入試に出る問題は、やっぱり小学校5・6年で習うことがほとんどなのです。だから、そこをじっくりできなければ、やはり力はつかない。

■ 早く始めてかえって、いろいろな弊害が出てきた、となるのがまた10年後になる可能性はあるので、そう慌てず、塾の囲い込みは無視して、じっくり子どもたちを育てていきましょう。


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第595回 同じルーティンを試験中繰り返すことによって、本番も落ち着く

■ 子どもたちには、試験のルーティンを決めて実行してもらっています。

■ どこから始めるか、どういう順番でやるか、何を先にやるか、そういう内容を子どもたちごとに決めます。これは個性がいろいろあるので、同じことばかりにはなりません。

■ ただ、そのルーティンは毎回、どんな時でも同じように繰り返します。そうすると、どんな試験でも気持ちは同じように構えることができます。

■ だから家で過去問をやるときも、模擬試験を受けるときも、全部同じペース。落ち着いてやれれば、力は出せるのです。

■ そのためには、落ち着く方法はしっかり本人たちに覚えてもらう必要があります。

■ だから同じことを繰り返す、それが大事なのです。


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第594回 早くから競争させるな

■ 早くから競争させる傾向が中学受験の塾では強いですが、これはあまり良いことではない。

■ うまくいかないと、自信をなくすし、またやる気を失う。

■ 一方で、成績が良いと、そればかりが大事な価値だと思いやすい。他のことが完全におろそかになる子もいます。

■ やはりバランスよく、というのが一番で、そのためにはいろいろな力を育てた方が良い。

■ その意味で、習い事やスポーツは子どもたちのバランスの良い成長にプラスになります。~ができる、~が好き、というのは、子どもの自信を培う。

■ 早くから受験勉強ではなく、いろいろなことをやらせて、子どものいろいろな面の資質を伸ばすことが実は、後々の成長につながるのです。



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