なおなおパパママ講座」カテゴリーアーカイブ

第409回 合格する気

■ 子どもの性格で、6年生の最後の追い込みに対する態度はいろいろです。

■ 絶対に合格するというつもりで、わからないことにも粘り強く取り組む子もいれば。「ああ、これはムリ」とさっさとあきらめてしまっている子もいる。案外冷静に自分で合格する学校を判断していて。「ここは大丈夫、ここはアブナイ」みたいに勝手に決めてしまっている子もいます。

■ 平均すると5~6校は受けるでしょうが、全部が全部合格しなくてもいい。本当で言えば、合格したり、しなかったり、というのが子どもの将来にとっては良いのです。
がんばって勉強してきたが、まだ届かない、ということもある、ということを知るのも大事。だから次に何をすべきか、課題が見つかってくるところはあるでしょう。

■ 一番いけないのは、全部逃げてしまう子。「どうせ、合格しないし」「わからないから、できない」。なぜこうなってきたかといえば、これまで自信を失わせることばかりやらせてきたところがあるからでしょう。最後多少なりとも自信がある、という気持ちで臨まないといけないから、その気持ちは変えていかないといけない。

■ 少なくも合格する気をしっかり持って、最後の追い込みを頑張って欲しいと思います。


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第408回 ガラパゴス化


■ 大学入試の数学と国語の記述式が見送られて、結局、新テストの目玉が二つとも見送られることになり、じゃあ、センター試験で良いではないか、という話になってきているようですが、2021年テストがどうなるのか、まだ具体案が決まらないようです。

■ 大学入試に向けて高等教育が最適化するのはどこの国でも同じこと。入試がある以上それに合格したいし、させたいわけだから、高校側が話す、聴くの技能を置き去りにしたとしても、それは致し方ないところではあるのです。

■ だから大学入試を変えたい、というのはもちろんその通りであるが、結局今の状況ではガラパゴス化は避けられないし、実際にじわじわと人材のガラパゴス化が進んでいるのかもしれません。

■ それが嫌で最近、海外の大学を直接めざす生徒も増えてきましたが、なにせお金がすごくかかるので、これは万人に勧められる話でもない。日本の子どもたちはやはり日本の大学を目指すことが今のところ必要なわけだから、それはそれで進むしかないのです。

■ そうなると、次は大学に入った後、どうするか?ということになるのだけれど、今の状況を見ていると就職戦線はあまり変わっていない。ということは今度は日本企業のガラパゴス化も進むということなのかもしれません。いろいろ危機感はあるのでしょうが、ということで何も変わらない、というのが現状のようです。


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第407回 この先子どもにどんな力をつけるか


■ ここのところ、私学の募集担当の先生と話をしていて感じるのは、「この先、子どもたちにどんな力をつけていくべきか」ということを学校が悩んでいる、という点です。

■ これまでグローバル化が進む前は国内のヒエラルキーに従って、上位の大学に入れることが大事だとされていたわけで、だからみんなで大学受験の上位校を目指していたところがあるでしょう。

■ しかし、グローバル化が進み、さらにIT技術が進歩して、働く環境も必要な能力もいろいろ変わってきた。それでいろいろな模索が続いていて、大学入試を変革しよう、という動きや小学校で英語やプログラミングを教えようというようなことになっているわけです。

■ しかしプログラミングすら、AIがやってしまう時代に入っていくかもしれないし。すでにみなさんの手元には電訳機があるわけですから、本当に学ぶことが必要なものはもっと違うのではないか?ということになってきている。

■ そのひとつがコース化です。最近いろいろな学校で取り入れられているのですが。海外の大学に進もう、というコース、あるいは医学系のコース、理科系のコースなどもあります。これらはすべて専門学校化、ともいえるような話になってきているのですが、私はどうも違和感がある。

■ 最初から方向を決めて良いのだろうか、という気がするのです。もちろん、そういう意志がすでに決まっている子もいるだろうが、しかし、この先その気持ちは変わるかもしれない。だって、まだ良くわかっていないのだから。自分のことがまだ本当にわかっているわけではない時期からコースに進んで良いのか、と思うことが多々あるのです。

■ 私は逆にもっとプリミティブな力が必要だと思っています。情報を集めて、自分で理解する力。課題を解決する力。表現する力。結局求められるの創造力になってくるので、それを培う基礎力を育てながら、自分が何をしたいのか、が段々に絞られてくるのが一番良い。それにこれからは技術が変わるわけだから、一度大学を出た後でも二度、三度と大学に戻ってきて勉強することは必要になるでしょう。だから新たに学ぶという力も必要だと思うのです。

■ その意味で学校はもう少し自分の育てる範囲を見直してみることが大事だと思いますが、行政がかき回しているところがあるので、なかなか方向性が決まらないところが出てきているように感じます。


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