なおなおパパママ講座」カテゴリーアーカイブ

第241回 問題文が読めていない

■ 組み分けテストは、その週の学習をテストするので、試験前はどうしても知識を暗記する方に力が向いて、国語の読解をあまりていねいにやっていない子が多いものです。しかし、それが最後の最後にきて影響することになる。それが問題文の読解力です。

■ 近年、入試問題は国語ばかりでなく、理科も、社会も問題文が長くなっています。したがって、その中で必要な情報を整理し、あるいは条件を見逃さないようにていねいに読み取る力が必要になる。算数でも同じです。速さの問題や、売買損益算など、いろいろな条件が積み重なっているわけだから、そこを整理しておかないといけない。

■ ところが読めていない子が多いのです。後から復習してみて「あ、そうだ」「なんだ、そうじゃないか」みたいなことになるわけですが、後からわかっても入試では遅い。試験時間内に気が付いて、正解にたどり着かないと行けない。

■ 本来、5年生ぐらいではじっくり文章を読む練習をした方が良いのです。長い文章を読み慣れることの方が大事で、それに対する抵抗感をなくさないといけない。大人でも長い文章を前にすると、「う・・・」と思うことがあるわけですから、小学生にいたっては当然、そうなる。だから読み飛ばしたりするわけです。

■ ここにきてまだ十分に問題文が読めていない場合は、そこにこだわった練習をすべきです。試験中にはできないが、問題文を音読してみるのもひとつの手でしょう。とにかく問題がわからなければ、当然正解は出せないので、まずここをしっかりしましょう。


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第240回 中学受験は「できる範囲」で目指すもの

■ 中学受験は12歳の子どもたちがやる受験ですから、大学受験のようにみんながすでにある程度体力が備わっているわけではありません。しかも、みんな成長過程。新陳代謝が活発で、十分な休養や睡眠が必要な時期でもあるのです。だから、その時期に十分な睡眠が不足したり、体を壊したりすれば当然のことながら、先先に問題が生じる可能性がある。

■ だから、「できる範囲」で準備をすればいいし、その範囲で合格を目指すべきである、という前提がないといけない。これは家庭がしっかり思っていないといけないことです。

■ ところが、これから先の時期は、当然残りの時間も短いし、合格したいし、合格して欲しい、と思うからついムリがまかり通る。「できる範囲」を逸脱する。まあ、残りわずかだから・・・ということになるわけですが、しかし、そのムリがやはり問題を引き起こすことも十分に考えられる。

■ 合格のために何でもしていい、というわけではないのです。しかも子どもたちは、そういうことがよく分からない。追い詰められれば何とかしようと思うかもしれない。むしろそれにブレーキをかけなければいけないのは親なのです。

■ 中学受験はあくまで「できる範囲」で目指せばいいもの、であって、成長や健康を犠牲にするものではありません。


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第239回 本来伸びる時期

■ 中学受験で1番力がつく時期はいつか、と言われれば間違いなくそれは入試前の3ヶ月でしょう。締め切り効果もあるし、知識も覚えれば得点に直接つながるとわかっているから、がんばって覚える。また、5年生のときにはバラバラだった理解が演習を通じてだんだん一つの系統を作り、なるほどこういうことか、と理解が広がって、今まで苦労していた問題も解けるようになるところがあるわけです。

■ ところが最近、この時期にあまり伸びなくなった。塾の先生たちと話をしてみても、みんなそんな印象を持っている。確かに他の時期に比べれば今でも1番伸びる時期かもしれない。しかし、昔ほどの爆発力はなくなった。あっというまに合格ラインをぶち抜いていくようなエネルギーを持った子がいなくなった。

■ まあ、それはそうだろうと思うのです。みんな疲れてるから。それをみている周りの人たちは、「そんなに大変なら、今のうちはスイミングでもさせておいた方が良いかも」と思うかもしれません。

■ しかし断じて言いたいのは、そんなに疲れずとも、そんなに早くから始めずとも、合格できるのだ、ということなのです。さらに加えて言えば、もし、それで中学受験をして、またそれなりに可能性を開くことができたかもしれない子が、そうならないのはやはりもったいない、と思うのです。

■ 山の登り方はひとつではありません。中学受験は確かに小学生で始めなければいけないが、その分、高校受験で分断されない6年間があり、多感な時期にいろいろなことを試せるというメリットがあるので、本当はもっと挑戦してもらいたい、と思うのですが・・・。



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