投稿者「tanaka-admin」のアーカイブ

慌てて読まない

テストを受けてみると、国語の文章を読むのが間に合わないという子がいるでしょう。実際に模擬試験は、差をつけるためのテストですから、「あんなに忙しい入試はない」と思うくらい分量があります。しかも1つの問題が5点ぐらいありますから、1問間違えるだけでかなり差がついてくる、したがって文章を読むのが間に合わないということになると、実際に持っている力以下に判定が出てくるでしょう。ある試験では国語の偏差値が60近くあったのが、突然45になったりすることもあるのです。

で、こういうときに「早く読まなきゃ」と子どもが思うと、もっと状況は悪くなります。なぜか?あわてて読むということは良く読まないということになるので、もっと間違えやすくなるのです。実際に普段の授業や過去問をやらせていて、文章を読むのが遅いなと思う子は、「あわてさせてはいけない」のです。

ゆっくり読む子はそれがその子のペースであって、そこから理解が生まれます。そのペースが狂えば、理解が進まないから、もっと点数が悪くなって、さらに自信がなくなります。それが「読むのが遅い」からだと思われて、またあわててやる、したがってマイナスのスパイラルにはまってしまいます。

模擬試験で間に合わなくてもあわてない、過去問が間に合えばよいのです。過去問でもすべて間に合わなくても、ある程度できれば合格点には届きます。何が得手なのか、何が素の力なのか、良く見極めてあげてください。勝負は自分の強いところで勝負をさせないと、なかなか勝ち目がありません。弱いところはある程度、弱いと考えて戦略を立てないといけないのです。つまりは「とれるところは確実にとる」ということです。

その子の持っているところをしっかりと見極めて、その上で今後の勉強法を考えてください。いずれにしてもそんなに時間があるわけではありませんから、優先順位をしっかり決めていくことが大事です。

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第215回 詰め込む

■ この時期になると暗記をがんばりなさい、と子どもたちにはいいます。今まであまり覚えていなくとも、ここから覚えればあまり忘れなくて済む。最後、入試まで持てばその後は忘れてもいい。知識で1点余分に取れれば、その積み重ねが合格点になる、とはっぱをかけます。

■ しかし、ただ覚えればいいというのでは本当はない。覚えた知識は問題を解くときに使えなければ意味がないのです。例えばよくある問題に、歴史の事件を4つあげ、それを古い順に並べる、というのがあります。ただ、結構細かいことだと、暗記テキストに載っていない場合もある。4つのうち3つはわかるが、あと1つが明確ではない。

■ でも3つ知っていれば、わからないものをあと1つどこかに入れればよい、ということになるわけで、その3つの事件から考えて、このあたり、みたいなことが思い浮かぶかもしれません。そして、そういう応用力というのは、本当は入試で一番必要なことになる。

■ なので、この時期ただ詰め込む、だけではなくて、やはり問題演習が並行して行われなければいけないのです。どちらも大事。だから、均等に時間をとってやらないといけないでしょう。もちろん、まだ知識が十分でないうちは、使えるものがないのだから、がんばって覚える必要があります。ただ、そこそこ覚えてきたな、と思ったら、やはり問題をやらないといけない。暗記テキスト通りに問題が出るわけではありませんから。

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規則性の問題

2015年海城中学の問題です。


ある星の暦は、地球と異なっています。下の図は、今年の1月から4月までのカレンダーです。

 このカレンダーのように、1週間は月曜日、火曜日、水曜日、木曜日、金曜日の5日になっていて、奇数の月と4の倍数の月は21日まで、それ以外の月は20日まであります。また、16ヶ月で1年です。
 この星の暦について、以下の問いに答えなさい。

(1)2月1日の500日後は、何月何日ですか。
(2)今年の1月1日は水曜日です。
 1- 今年の7月10日は何曜日ですか。
 2- 次に1月1日が水曜日になるのは何年後ですか。
3- 今年のはじめから数えて、50回目の火曜日は、何月何日ですか。


(1)2月→20日、3月→21日、4月→21日、5月→21日、6月→20日、7月→21日、8月は21日、9月→21日、10月20日、11月→21日 12月→21日 13月→21日 14月→20日 15月→21日 16月→21日 1月→21日です。
ここまでで、20×4+21×12=80+252=332日です。
500-332=168日ですから、20+21+21+21+20+21+21+21=83×2=166ですから、10月に入ります。10月2日が167日、10月3日が168日目になるので、答えは10月3日です。
(答え)10月3日
(2)
1- 7月10日は、20+20+21+21+21+20+10=133日 133÷5=26・・・3より木、金、月で月曜日です。
(答え)月曜日

2- 1年は332日なので、332÷5=66・・・2で2日ずれます。したがって水曜日、金曜日、火曜日、木曜日、月曜日、水曜日となるから、5年後です。
(答え)5年後

3- 最初の火曜日は1月5日です。次の火曜日は5日後の1月10日ですから、5×(50-1)=245日後
21日-5日=16日 16+84+84+20+21+21=245日なので、13月1日になります。
(答え)13月1日

「映像教材、これでわかる数の問題」(田中貴)
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