第60回 特別なことをしているわけではない

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■中学受験は大変だ、と良く言われます。

■確かに子どもが小さい分、自分でやってくれるのを頼っているわけにはいかない面はありますが、だからといって小学校受験のように親がかりになる話でもない。子どもが勉強して、実力をつけて、入れる学校に入って行けば良い。これが高校受験であってもそのことに変わりはありません。

■中学受験は実際に、首都圏や関西圏では多くなりましたが、それでも全国の小学生を対象に考えてみると、わずかな受験生でしかない。多くの子どもたちはやがて高校で受験をすることになるわけで、そのとき一貫校に入っていれば受験をしなくて済む。だから負担はそんなに変わらない。ただ、高校受験の方が親が出る幕が少ないだけの話であって、子どもが勉強することに変わりがありません。

■私は「勉強するのは当たり前だ」ということが一貫していることが大事だと思います。自分の子どもが中学受験をするときに、「中学受験のチャンスは与えよう」と決めました。だから塾にも行かせたし、模擬試験も受けた。ただ、成績が良ければ褒めたが、やるべきことをやっている限りは文句を言いませんでした。「勉強するのが当たり前」だから、その当たり前のことをやっていなければ叱るし、注意するが、勉強していて成績が出なくてもそれは仕方がない。それが本人の力だし、その力で入れる学校に入れば良いと思っていたのです。もちろん、中学受験という機会は子どもの目の前にあるわけだから、その機会を活かしてもらいたい、とは思いましたが。

■長女の時に、どの学校を安全校にするかは私が決めました。その学校の話を娘としたとき、本人は意外だったようです。その学校は、当時の我が家から一番近い共学の大学付属校。本人はもう少し上を考えていたかもしれませんが、その学校も大変魅力的だったし、大学受験をしたいのなら、そのとき考えれば良いと思っていました。
「何より家から近いのがいい。また受験をしたいと思えば、やればいいし、その大学にある学部で勉強したければ、それを選んでもいい。ただ、勉強するのは当たり前だから、中学生になってからもしっかり勉強を続けなきゃだめだよ。」
と言いました。

■たまたま1日校の合格が決まってしまったので、その学校は受けずに終わりました。しかし、その学校に行ってくれても良かったなあ、と今でも思います。そこにはまた良い先生がいるだろうし、また友達もたくさんいて、しかもうちが近いから、みんなが遊びに来ても良かったし。行けばそれなりにまた楽しい中学校生活を送れたと思います。

■親として一番大事なことは、そのすべての可能性を受け入れて、それが子どもの成長につながるように活かすことです。で、このことは高校受験も大学受験も変わらない。だから中学受験をしているからといって、特別なことをしているわけではありません。

親子で受かる![中学受験]まいにち目標達成ノート

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