ここ十年ほどで、受験準備は4年生から、というのが定着してしまった感がありますが、中学受験の準備は4年生の3学期、5年生の学年からで十分間に合います。
では間に合うのになぜ塾は4年から始めているのか。それは早めに生徒を囲い込みたいからです。少子化で子どもの数は減少しており、中学受験生の数もピーク時に比べると相当減少しています。
したがって塾としては早く生徒を入塾させたい。それで、カリキュラムを前倒しし、5年生で一通りのことを終えてしまうようにしてしまったわけです。
で、早く始めればそれだけプラスになるというのなら、それでも良いわけですが、実は弊害の方が多く目につくようになってきた。
つまり、自分で勉強する習慣がつかないまま、組み分けテストで毎月席やクラスが昇降するシステムに組み込まれてしまって、「勉強ができない」とすり込まれてしまっている子どもたちが増えているのです。本当ならそんなに早く始めなくとも、力がつくのに、まだ小さいうちに始めてしまったために、余分な劣等感を持ってしまう。
その結果として、それをリカバーするのに大変な苦労を強いられている家庭が増えているのです。これは余分な苦労。本来ならば、子どもの構えができてから始めれば良いのにそうでないから、親も子も「本当にできない子なのでは」という気持ちに捕らわれてしまっている。これは大変もったいない。
4年生のうちはしっかり計算をしたり、本を読んだり、漢字の練習をしたりして、自分なりに勉強できる習慣をまずつければいいのです。組み分けテストなど無関係で良い。余裕をもってしっかり考えられるようになってから塾に通えばいいのです。
実際5年生から受験勉強を始めた子の方が構えが出来ている分、そんなに苦労せずとも勉強を進められることが多いのです。フリーダム進学教室のカリキュラムは4年3学期から始まりますが、2年間で十分に受験準備は間に合います。
だってもっと受験生が多かった時期に、ほとんどの受験生が5年生から準備を始めて力をつけていたのですから・・・。
受験で子どもと普通に幸せになる方法、本日の記事は
僅差の勝負を制すための練習は
6年生の教室から
知っていることだけで解けるはず
中学受験 算数オンライン塾
1月16日の問題