記述対策(3)

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ようやく文章を書けるようになって、実際に子どもたちの答案を読んでみると、何をいっているのか、よくわからん、という文章に良く出会います。

で、なぜわかりにくくなっているかというと、無駄に文が長いことが多いのです。句点がなかなか現れない。だから、結局一番言いたいことがわかりにくくなるのです。これは社会や理科でも同じ傾向になりやすい。だから、これは一貫して短文を積み重ねるように練習させます。

「一つの文はひとつのことを言えば良い」

と、繰り返し指導します。

「彼は母親がどこにいったのかわからなかったので、何をしていいか、判断に困ったのだが、それでも父親がどこかにいるかもしれないと考え直し、父を捜した。」

という文は句点1個でできています。これを全部、短文に分けます。

彼は母親がどこにいったのか、わからなかった。何をしていいか、判断に困った。それでも父親がどこかにいるかもしれないと考え直した。そこで父を探した。

言っていることはまったく同じですが、しかし、わかりやすくはなったでしょう。読む上でもシンプルな方がわかりやすい。そして、ここが大事なことですが、答案は読んでもらわないといけない、のです。

採点の先生が読みやすいように書いておくのは、これはひとつの方法です。だから、長い文はやめる。なるべく短く短文を重ねていきます。

これにはもうひとつメリットがあります。長い分を書くと字数制限でひっかかってしまうが、切って行けば、ある程度のところでまとめられるのです。とはいえ、これもやはり練習が必要です。で、この形にすることはお父さん、お母さんでもチェックが可能でしょうから、ぜひ見てあげてください。

短い文が積み重なってくると、子どもたちも文が書きやすくなる分、論旨が明確になってくるはずです。
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