■子どもが自立して、自分で勉強するようになると、答えは当然本人が持っている方が便利です。しかし、なかなか自分で勉強しない子の場合は、答えは親が持っている方が良い。
■実際に答えを写してしまう子はたくさんいます。気持ちは良くわかる。つまり終わらないから、答えを埋めたいと思う。あと1問か2問なら、がんばって考えよう、と思うものだが、まだ8問もある、と思ったら答えを見て、書いてしまった方が早い。最初は理解しようと思って解説を読むのだけれど、うーん、終わらないなあ、と思うから、面倒だから写してしまうわけです。
■親が答えを持って、本当は答え合わせまでやってあげるのが良いのです。そうすると、まあ、写せないから、空欄になるでしょう。そうなれば、わからなかったという意識は明確になるし、それから答えを写したとしても「できなかった」という認識にはなります。
■しかし、答えを写してしまうと、本人もどれを写したか、なんて覚えていない。だから、結果としてできた気になる。これが一番いけない。
■何ができて、何ができないのか、明確に区分ができていないと勉強は不効率になるだけです。できる問題はそう繰り返さなくてもいいが、できない問題はしっかりできるようにしないといけない。だからわかった気にならない方法を考えなければいけません。
■子どもも意識が上がってくると、ちゃんとノートにマークがついてくる。◎は自力でできた。○は先生からのヒントでできた。△は答えを読んでわかった。×はまったく見当がつかない。こういう記号がついている子は、ちゃんと勉強の仕方がわかってきている。つまり本人ががんばらなければいけないのは△と×なのだということなのです。
■しかし、そこまで行くにはまだまだ時間がかかる子が多いので、まずはしっかりお父さん、お母さんが答えを持って答え合わせをしてあげてください。
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中学受験で子どもと普通に幸せになる方法、本日の記事は
プリントを我が子用に編集してしまう
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