模試を総括する

模擬試験が終わると、どうしても偏差値や順位が気になります。しかし、模擬試験を総括するときに大事なのは、今回の数字だけを見て一喜一憂することではありません。

できれば直近3回分の答案を並べて、同じような間違いをしていないかを確認してください。例えば、正答率の高い問題を毎回落としている、問題文の条件を読み落としている、計算ミスが続いている、国語の記述を空欄にしている。そういう共通点が見つかれば、次に直すべきことがはっきりしてきます。

もちろん、間違えた問題を全部分析する必要はありません。むしろ全部やろうとすると、やることばかりが増えてしまいます。3回の模擬試験を通して繰り返している失敗をひとつかふたつ見つければ十分です。

例えば算数で、毎回図をかかずに考えて途中で手が止まっているのであれば、次の模擬試験まで「まず図をかく」を徹底する。計算ミスが多いのであれば、途中式を残して最後に確認する習慣をつける。課題が具体的になれば、普段の勉強も変わってきます。

模擬試験の総括とは、成績を評価することではありません。「次の模擬試験までに何を直すか」を決めることです。そして次の模擬試験で、その失敗が減ったかを確かめる。その繰り返しが、少しずつ得点力を上げていくことにつながります。