2017年女子学院の問題です。
I 太陽系には8個の惑星があり、太陽のまわりを公転している。
1 下の表は太陽系の8個の惑星のうち、地球とA~Eの6個の惑星について、惑星の半径(km)、体積(地球を1とする)、密度(g/cm3):惑星全体の重さを惑星の体積で割ったもの)を示したものである。
(1)次の文を参考に表中のA~Eの惑星の名前を答えなさい。
・Aの惑星には、地球から望遠鏡で観測できるほど大きな環(リング)が存在する。
・Bの惑星では、日本の探査機「あかつき」により、その大気の調査が行われている。
・Cの惑星は、送り込まれた探査機の調査により、かつて液体の水が存在したと考えられている。
・Dの惑星は、太陽系で一番外側を公転する惑星である。
・Eの惑星には、17世紀にガリレオ・ガリレイが発見した4コの衛星(イオ、エウロバ、ガニメデ、カリスト)の他、60を越える衛星が存在する。
(2)次の文章中の( ① )~( ③ )に入ることば・数字をあとの記号から選んで答えなさい。
半径と密度により、太陽系の惑星は大きく2つのグループに分けられる。A~Eの惑星のうち地球と同じグループに属するのは( ① )でグループⅩとする。もう一方をグループYとすると、グループYの惑星はどれも惑星全体の重さが地球のそれよりも( ② )倍以上大きい。また、グループYの惑星はすべて地球よりも( ③ )側を公転している。
① ア Aのみ イ Bのみ ウ Cのみ エ Dのみ オ Eのみ
カ AとB キ BとC ク CとD ケ DとE
コ AとDとE サ CとDとE
② ア10 イ100 ウ1000 エ10000
③ ア 内 イ 外
(3)グループⅩの惑星は、主にどのようなものでできていると考えられるか。最も適するものを次のア~オから選びなさい。
ア 水素・ヘリウム イ 液体の水 ウ 氷 エ ドライアイス オ 岩石・金属
右の表は、地球、金星、火星の大気の成分、大気全体の重さ(地球を1とする)を示したものである。
① 地球、金星、火星のうち、大気全体に含まれるちっ素の量が最も多いのはどれですか。
② 金星の大気全体に含まれる二酸化炭素の量は、火星の大気全体に含まれる二酸化炭素の量のおよそ何倍か。次のア~キから選びなさい。
ア$$\frac{1}{200}$$倍 イ $$\frac{1}{20}$$倍 ウ 1倍 エ 20倍 オ 200倍 カ 2000倍 キ 20000倍
(2)現在の地球の大気には、金星、火星と比べると酸素が多く含まれるが、地球誕生時にはほとんど存在していなかったと考えられている。地球の大気に現在のように酸素が多く存在するようになったのは、金星や火星には存在しない何が地球に存在するためと考えられているか、答えなさい。
(3)現在の地球の大気は、金星、火星と比べると二酸化炭素の割合が極端に少ない。これは、地球にのみ広大な( )が形成されたことが主な原因と考えられている。地球誕生時には現在よりも多く大気中に存在した二酸化炭素は( )に溶け、( )に溶けていたカルシウムと反応して、堆積したり、生物の殻などのかたい部分に取り込まれたりした。Aこのような生物の死がいも堆積し、B岩石となった。このようにして、地球の大気からは、二酸化炭素が取り除かれていったと考えられている。
①( )にあてはまることばを答えなさい。
② 下線部Aに関して、生物の例を1つ答えなさい。
③ 下線部Bに関して、カルシウムを含む生物の殻が堆積してできた岩石の名前を答えなさい。
【解説と解答】
1
(1)Aはリングがあるので、土星とわかります。「あかつき」は金星に向かいました。水の存在が話題になったのが火星。
Dは一番外側ですから海王星。Eが木星です。
(答え)A 土星 B 金星 C 火星 D 海王星 E 木星
(2)地球は金星と火星と同じグループ。それ以外は10倍以上の大きさで地球より外側を回っています。
(答え)① キ ② ア ③ イ
(3)岩石や金属です。
(答え)オ
2
(1)1×0.76と90×0.02を比べます。金星が多くなります。 火星と金星の二酸化炭素の比率は変わりませんが、全体の重さが違います。
(2)酸素は植物の存在が大きい。
(3)カルシウムが堆積してできたのが石灰岩です。
(答え)(1)① 金星② キ (2)植物 (3)① 海② サンゴ③ セッカイ岩
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