例えば、登山のガイドは、安全な道を確実に登攀できるように導くのが仕事です。危険な目に遭わせるわけにはいかない。万が一、天候が変わったら目的は達せずとも無事に下山させられなければいけない。だから、天候にも気を遣うし、撤退を早く促す場合もあるでしょう。
ところが、中学受験で見ていると、どんどん負担が増しているように思える。本当は、もっと簡単にできることを、妙に難しくしている。大変にしている。
大変にしておいてついて来られる子が少なくなっても、あまり気にしていない。
どうも、これは違うのではないか、といつも思うのです。
中学受験は小学生の受験ですから、早く始めても子どもの成長が十分でない、という場合は当然ある。しかし、そういう子も同じところにはいない。やがて成長して十分にやれるようになる時が来るわけで、それから始めても決して遅くはない。
しかし、塾は「遅い」と言います。なぜ? 早く塾に来て欲しいからに他ならない。
ここはどうしても正しておきたいと思うのです。
山の登り方はいくらでもある、と思っています。
受験で子どもと普通に幸せになる方法、本日の記事は
第一志望の学校別特訓がない場合
5年生の教室から
5年生の秋に第一志望を決める(2)ー学校の要素ー
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