「塾に行きたくない」と言われると、お父さん、お母さんとしてはやはりドキッとするものです。
しかし、6年生のこの頃に「塾に行きたくない」というのは前向きなものもある。つまり、塾で習うよりも、自分で勉強したい。例えば過去問をやるとか、暗記をもう少し時間をかけるとか、時事問題集をやりたいとか、具体的に何かをやりたいが、塾に行けばそれとは違うことをさせられるので、塾に行きたくない、ということになる。
で、これは子どもの希望に合わせるべきだ、と思うのです。もちろん塾の先生とも相談してもいいが、受験するのは本人だから、やはり納得のいく準備をしたいと思っている。これを覚えないといけないのだから、先にやりたい。その通りでしょう。
一方、後ろ向きな理由もあり得るでしょう。これは5年生も同じ。授業に出てもわからない事が多い。宿題や課題がやりきれない。やっていかないと叱られるから、行きたくない、というのもあるかもしれない。これも、やはり状況を良く考えて、何か別の手はないかを考えてあげるべきです。「何言ってるの、がんばんなさい。」は一番良くない対応でしょう。
また塾でいじめられている、というのもある。いじめ、というのはどこにでもあるし、実際に指導している先生が気が付かない場合も多い。子どもも自分がいじめられていると言いにくいところはあるので、それが積もると本当に子どもにとって良くない。
だから、塾に行きたくないそぶりが感じられたら、やはりすぐ対応することが大事です。山の登り方はいくらでもある。その塾でなければならない、ということはまったくない。
本人がやる気をもって勉強しないとできるようにはならないので、無理なことをさせてはいけません。
受験で子どもと普通に幸せになる方法、本日の記事は
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