第243回 算数が決め手になりやすい理由

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■ 中学受験の場合は、算数ができると比較的合格しやすくなる、といわれています。だから算数をがんばろう、算数ができるようにしよう、という先生が多くなるわけですが、それには実は理由がある。

■ いわゆる知識の問題は、問題文を読んでから答えが出るまでにほんの数秒しかかからない。もちろん知らなければ答えられないわけですが、知っていればすぐに答えが書ける。その分、試験時間で問題数が増えるから、1問の配点は小さくなります。

■ 一方算数や国語の読解問題は、知識で答えるわけではない。したがって1問について時間がかかる。だから必然的に1問の配点が大きくなります。たくさん問題を出したところで、子どもたちができる限界はあるので、概ね知識の問題にくらべて1問の配点は最低2倍か3倍、ということになる。

■ したがって差がつきやすい。かつ算数の場合は満点が取りやすいし、また悪い点数も簡単にとれる。これが国語は満点にはなりにくいが、一応母国語なので、すごくわるい点にはなりにくい。結果として算数の差が一番つきやすくなるわけです。

■ だからまず算数の力をつけることが大事です。知識は後から覚えるでもいいが、考える力はそう簡単にはつかないので、いまのところは勉強時間の半分を算数に費やしてもいい、と思いますが、そんなことをしていると組み分けで落ちちゃう。でも、そろそろ視点を入試に向けていった方が良いでしょう。
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