答えが出たと思ったら

算数の問題を解いていて、最後に間違える子、というのがいます。

横で見ていると、ちゃんと気づくべきところに気づき、そこから論理的に考えて、式も無事書き終えた。

本人としても、これで答えが出るだろうと思っている。そして見事に割り切れた。

ところが…

最後にもうひとつ詰めが必要だったりするのです。

今出たのは原価。求めるのは定価だったり。

今出たのは太郎君の時速。求めるのはAB間の流れの速さだったり。

ところが割り切れた瞬間に、もう合っているという確信があるから、つい答えを書いちゃったりする。

しかし、それで○をもらえる学校はそう多くはないのです。(記述式の学校なら、多少考えてくれるかもしれませんが。)

途中まで合っていても、正解を書いていなければ得点にはならない。

だから、しっかり最後のツメを過たないようにする練習をしましょう。

私が子どもたちに繰り返し言うチェック項目は

「答えが出たと思ったら、もう一度問題文を読む」

です。


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湿度に関する問題

2017年城北中学の問題です。


図のような乾湿球湿度計で部屋の湿度を調べたところ.乾球温度計は17℃.湿球温度計は15℃をしめしていました。表1は.この湿度計についている湿度表を表し.表2は,飽和水蒸気量(空気1m3中にふくむことができる水蒸気量)を表したものです。
これについて,つぎの問いに答えなさい。
20171028t001
問1 このときの気温は何℃ですか。
問2 このときの湿度は何%ですか。
問3 この空気1m3の温度を12℃にすると,その空気からは何gの水滴が出てきますか。割り切れないときは,小数第2位を四捨五入して第1位まで求めなさい。

【解説と解答】
問1 温度は乾球温度計の値をそのまま読めば良いので17℃です。
(答え)17℃
問2 乾球と湿球の差が2℃ですから、湿度表から、80%。
(答え)80%
問3 12℃のときの飽和水蒸気量は10.7gですから、気温17℃湿度80%であれば、14.5×0.8=11.6gですから出てくる水の量は11.6-10.7=0.9
(答え)0.9g


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第296回 算数をあきらめない

■ いろいろやらなければいけないことはありますが、しかし模擬試験等で算数の偏差値が50に到達していない場合は、まず算数の偏差値を50に持っていくことです。他の教科は犠牲にしても、とにかく算数。これが一番効率が良いのです。なぜでしょうか?

■ 実はどの学校でも合格者平均と不合格者平均で一番差があるのが算数なのです。だから算数が悪いということは他の受験生に差をつけられやすい。中学受験はやはり算数ができないと、なかなか合格しません。偏差値50に行かないということは、平均に達しないのだから、差をつけられるほうに回っています。これでは勝負としては苦しい。だからまずは算数の偏差値を上げるということが重要になるのです。

■ で、どうあげればいいか。実際に難しい問題よりも、ミスで落とす問題をいかに少なくするかが鍵です。計算問題や一行問題、簡単な問題で間違えれば他の受験生ができている分、これもまた差をつけられる可能性が高いのです。難しい問題はできる受験生が少ないから、差をつけられる可能性も低くなりますが、簡単な問題ではそうはいきません。

■ したがってそういう問題をたくさん練習することです。例えばテキストでいえば基本、基礎といわれている問題が確実にできるように練習する。それが100%できるようになるだけで、実は偏差値は50を超えます。

■ 今からでも遅くはありません。ぜひ算数の得点力をつけてください。これがあれば、一歩有利な勝負に持ち込むことができるのですから。


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