月別アーカイブ: 2016年6月

付属校と受験校を両方受ける

進学校と付属校ではやはりスクールカラーが違います。

付属校は、大学受験がありませんので、学内で細かな成績管理はあまりしない。

ただ、進級は大学入学につながるステップですから実は進学校よりはシビアです。進学校はどちらかといえば、とにかく上の学年に進級させてしまう、というところがほとんどですが、付属校の場合は中学から留年させます。ただ、厳しいのは逆にそれだけで、あとは比較的自由な雰囲気で、自分の好きな部活や勉強を思う存分やる、というスタイルの学校がほとんどでしょう

一方進学校は、大学受験で志望する大学に合格させたいという気持ちがあるので、ある程度学内で成績を管理して、子どもたちを勉強させます。もちろん、学校によってその厳しさはいろいろで、割と自由にしてしまうところもあれば、きっちり管理をするところもあります。

で、問題は受験をするにあたって、この両方を並べていいか、という点です。つまり大学受験をさせるのであれば、受験校だけ並べるべきだ、という考え方があるでしょう。しかし、別にそこにあまりこだわる必要はないと思うのです。

付属校には付属校のメリットがあるので、それでもいいという判断は当然あります。

したがって、あまり進学校、付属校にこだわらず、「行かせたい学校」を選ばれるのがよいでしょう。

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第243回 算数が決め手になりやすい理由

■ 中学受験の場合は、算数ができると比較的合格しやすくなる、といわれています。だから算数をがんばろう、算数ができるようにしよう、という先生が多くなるわけですが、それには実は理由がある。

■ いわゆる知識の問題は、問題文を読んでから答えが出るまでにほんの数秒しかかからない。もちろん知らなければ答えられないわけですが、知っていればすぐに答えが書ける。その分、試験時間で問題数が増えるから、1問の配点は小さくなります。

■ 一方算数や国語の読解問題は、知識で答えるわけではない。したがって1問について時間がかかる。だから必然的に1問の配点が大きくなります。たくさん問題を出したところで、子どもたちができる限界はあるので、概ね知識の問題にくらべて1問の配点は最低2倍か3倍、ということになる。

■ したがって差がつきやすい。かつ算数の場合は満点が取りやすいし、また悪い点数も簡単にとれる。これが国語は満点にはなりにくいが、一応母国語なので、すごくわるい点にはなりにくい。結果として算数の差が一番つきやすくなるわけです。

■ だからまず算数の力をつけることが大事です。知識は後から覚えるでもいいが、考える力はそう簡単にはつかないので、いまのところは勉強時間の半分を算数に費やしてもいい、と思いますが、そんなことをしていると組み分けで落ちちゃう。でも、そろそろ視点を入試に向けていった方が良いでしょう。
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範囲を求める問題

2016年桜蔭中学の問題です。


買い物をするとシールがおまけについてくるお店があります。代金の十の位以下を四捨五入した金額に対し,100円で1枚,200円で2枚,300円で3枚,……のように,100円ごとにおまけのシールの枚数が1枚ずつふえていきます。代金は消費税8%をふくみますが,1円未満は切り捨てて計算します。このとき,次の問いに答えなさい。
(1)税ぬきで240円の品物を買いました。シールは何枚ついてくるか答えなさい。
(2)買い物をしたらシールが5枚ついてきました。いくらの品物を買いましたか。考えられる税ぬきの値段の範囲を答えなさい。
(3)税ぬきで1個170円の品物が3割引になっています。この品物をいくつか買ってシールを10枚つけてほしいと思っています。いくつ買えばよいか答えなさい。ただし,消費税は品物の値段の合計をもとに計算するものとします。


【解説と解答】
(1)
240円で消費税8%ですから、240×1.08=259.2円≒259円
10円台を四捨五入するので、300円となるから3枚です。
(答え)3枚
(2)
シールが5枚ついてきたので、450円以上550円未満、ということになります。
消費税を考えると450÷1.08=416.66666より417円
550÷1.08=509.259259・・・より509円
(答え)417円以上509円以下
(3)
シールが10枚なので、950円以上1050円未満です。
950÷1.08=879.629629・・・
1050÷1.08=972.222・・・
より880円以上972円以下
170円のものが3割引ですから、170×0.7=119
119×7=833
119×8=952
119×9=1071より8個
(答え)8個

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