月別アーカイブ: 2015年10月

問題をなぜ読み切れないか?

ミスが多い問題のパターンで目立つのは、

「間違っているものを選びなさい」と問われているのに、あっているものを答えてしまう。

「分速で答えなさい」と条件が指定されているのに、その条件を見過ごす。

の2つです。

問題をよく読む、と言われているし、本人だって注意深く読んでいるつもりなのだが、なぜ読み切れないか?

頭が動いているからです。つまり、問題を読んでいるうちに頭がその問題を解き始める。最後まで確認しようという意識を乗り越えて、問題を解こう、解きたいという気持ちが勝る。

でも、これはこれで良いと思うのです。それを抑えてしまうと、実はぴんときたものがなくなってしまう可能性がある。

やはりつかみというのは、そういうものであって、なんとなく解き方のアイデアが沸いているのと「最後まで読まないと」と思うと、その沸いたアイデアがどこかに消えてしまったりする。だから、いいのです。それはそれで。

ただし・・・。

答えが出たと思ってから、もう一回読めばいい。

「あぶない、あぶない。分速じゃん。」

みたいに気が付けばいいのです。ただ、それだけの話。

答えを書く前にもう一度問題を確認する。

というルーティンを実行しましょう。

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第210回 スランプからの脱出法

■ この時期ぐらいから、スランプに突入してしまう子がいます。今までできた問題ができなかったり、覚えていたはずの知識が答えられなかったり。しかし、本当のことを言えば、学力はどこかに消えてしまったわけではないのです。子どもたちにはそれなりに考える力はついていたはず。では、どうしてできないのでしょうか?

■ 一番大きいのは心理的な問題でしょう。今まではあまりプレッシャーを感じずに、こうだ、とかこうすれば解ける、みたいに考えて解いていたはずなのです。しかしここのところ、模擬試験でも合格可能性が出てくるから、「もし落ちたらどうしよう」みたいな考えが頭の中に浮かんでくる。いや、実際は試験中にそこまでのことが頭に浮かんでいるわけではないのです。ただ、以前みたいにこうだ、という風には出てこない。こうだと思うけど、違うかなあ、最近できないから、ちがうんだろうなあ、みたいな心理になっていって、間違えることが多くなるのです。

■ だからできる、という自信を持てれば実はスランプは解決する。しかし、そう思えないからスランプになっているわけで、これはそう簡単には解決しません。

■ よく教室で実践していたのは、本人の力からしてやや「やさしい」問題を解かせる方法。さすがにやさしいとまあ、間違えることが少ない。少ないから点数がとれるわけで、そこをすかさず、ほめる。「できるなあ」とか、「えらいなあ」とか。これはスランプになっていない子にもよくやっていました。秋の最初のころには難しい問題を出しているが、だんだんにやさしくしていく。そうすると、本人の力が変わらずとも点数が良くなる。良くなる、ということは「え、合格するかも」と思えるようになる。そうすると、スランプに入りにくくなるのです。

■ これからはあまり、難しい問題をやるよりは「できそうな問題を確実にできるようにする」練習をした方が良いのです。そしてできた、という感覚を積み重ねる。そうすることで、次第に「迷い」がなくなればスランプは脱出します。もちろん、落ちることへの恐怖感も同時に取り除いていく必要がありますが、できると思えばそういう恐怖感も少しずつ遠のいていくので、とにかくできることを自分で確認できるようにしていってください。

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点の移動の問題

2015年サレジオ学院中学の問題です。


図1のような長方形ABCDがあります。
点Pは、その周上をA→B→C→Dの順に一定の速さで動きます。
図2は、点Pが点Aを出発してからの時刻を横軸に、三角形BDPの面積を縦軸にして表したグラフです。

このとき、次の問いに答えなさい。
(1)辺ABの長さと辺BCの長さはそれぞれ何cmですか。
(2)点Pの速さは毎秒何cmですか。
(3)面積が12cm2になるのは、点Pが点Aを出発してから何秒後ですか。すべて答えなさい。


【解説と解答】
(1)AからDまで40秒。AからBまでは10秒です。したがってBからCまでは40-10×2=20秒
16×2=32cm2が長方形ABCDの面積でAB:BC=1:2ですから、AB=4cm、BC=8cmです。
(答え)AB=4cm BC=8cm

(2)4cmを10秒で行くので、秒速0.4cmです。
(答え)0.4cm

(3)12cm2になるのは、最初AP:PB=1:3ですからAP=1cmなので、1÷0.4=2.5秒後
2回目はBP:PC=3:1になるのでBP=6㎝ 6÷0.4=15秒より10+15=25秒後
3回目はCP:PD=1:3になるので、CP=1㎝
1÷0.4=2.5秒から30+2.5=32.5
(答え)2.5秒後 25秒後 32.5秒後

「映像教材、これでわかる比と図形」(田中貴)

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