月別アーカイブ: 2015年11月

無理がきかないから

中学受験は小学生がやる受験勉強ですから、土台無理がききません。体力がないから、夜遅くまで勉強するのは無理なので、だから多少なりとも準備期間が長くなる、というのは確かに一理あるところですが、しかし、それが前倒しになると、また難しさが出てくる。

つまりその時期はまだまだ受験勉強をするような時期ではなく、また基礎力も十分でないということなのに、最初からどんどん難しいことを勉強させられる。しかも、ペースが速い。だからついていけない子が多く出てきているのが現状なのです。

本当は、小学生がやる受験勉強だから、とにかく効率良く勉強させないといけないし、また本人自身の学力に合わせて進まなければいけないのだが、そんなのお構いなしに塾のペースで進んでしまう。ついてこれなければ、受験にはならない、と言われるとがんばるしかないわけですが、でも本当にそうかといえば、そうではない。

中学受験は高校受験や大学受験と違い、学校の勉強とは大きくかけ離れてしまっているから、こういう事態になっているところもあるので、負担をかけてはいけないところに負担がかかっている分、最近子どもたちの力が伸び悩んでいるように思えます。

だから、4年生、5年生のときについていけないからといって、あせってはいけません。まずはできることに集中し、できそうにないことは後回しにしても良いのではないでしょうか。

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11月30日の問題
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担当者が見る合格可能性

模擬試験の可能性よりも、やはり指導をしてこられた先生方の合格可能性の方が当たるでしょう。

単純に試験の結果ばかりでなく、本人の志望校の入試傾向に対する適性やくせ、性格、そういったものを総合的に判断して、「この子は大丈夫だろう」と思う子はまず合格すると思います。

実際に「大丈夫」と思った子は間違いなく入ることがほとんどです。お父さん、お母さんはそれでも心配されるかもしれないが、塾サイドはまったく心配していません。

逆に大丈夫と思えない子は、やはりいろいろです。模擬試験が良くても「本当か?」ぐらい思ってしまう。そりゃあ、成績が出てくれるのはうれしいが、しかし、本番でそれが出るかの確証が持てないのです。

「大丈夫」と思う子は、その確証があるのです。まあ、よほどのことがない限り、うまくやってくるだろう、と思う。

そういえば、こんなことがありました。

こちらは大丈夫だ、と思っていたのに、算数で大失敗をしてしまった。記述型の学校なので、合格ラインは算数で5割。しかし25点しか取れていない。さすがにこれは厳しいかと思いましたが、合格しました。なぜ?他の教科がカバーしたからでしょう。つまり25点足りなくても、他の教科で25点取っていればいいわけで、まあ、それができたから合格したわけです。

だから、逆に最後の模擬試験が良いぐらいではなかなか信用できない。もちろん第一志望は受けて良いが、安全校はこの辺で、とそういう気持ちになるのです。

なので、まあ、その辺をご理解いただいて、受験面談に臨んでください。指導する先生はやはり石橋は叩いて渡りたいものなのです。

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気体に関する問題

2015年城北中学の問題です。


酸素の中でものが燃えるようすを調べるために、つぎのような実験をしました。
 【実験1】 器具Aに酸素を集めるため、気体発生装置に(①)と4.0%の過酸化水素水を入れて酸素を発生させ、(②)置換で器具Aの中に集めてふたをしておきました。
 【実験2】 酸素の入った器具Aの中に、図のように火のついたろうそくをのせた燃焼さじを入れたら、はげしく燃えたあと、火は消えました。
 【実験3】 【実験2】のあとの器具Aに石灰水を入れて振り混ぜて、石灰水のようすを観察しました。

 【実験4】 【実験3】のろうそくの代わりに、木片(木のかけら)、スチールウール(鉄の細い線のまとまり)を使って、それぞれ同じように実験をしました。

問1 図の器具Aの名まえは何といいますか。
              
問2 文中の(①)に入る物質を答えなさい。

問3 文中の下線部(②)に入る最も適切なことばを漢字2文字で答え、その方法を表す図を下のア~オから1つ選び記号で答えなさい。ただし、図の矢印は発生した気体が管の中を通る向きとします。

問4 ろうそく、木片、スチールウールのそれぞれが燃えたあとに石灰水を入れて、振り混ぜた結果として正しいものを、つぎのア~クから1つ選び、記号で答えなさい。
 ア.ろうそく、木片、スチールウールの実験の3つで白く濁った。
 イ.ろうそく、木片の実験の2つで白く濁った。
 ウ.ろうそく、スチールウールの実験の2つで白く濁った。
 エ.木片、スチールウールの実験の2つで白く濁った。
 オ.ろうそくの実験だけで白く濁った。
 カ.木片の実験だけで白く濁った。
 キ.スチールウールの実験だけで白く濁った。
 ク.ろうそく、木片、スチールウールの実験の3つとも白く濁らなかった。

問5 4.0%の過酸化水素水が10gあるとき、その中に含まれる過酸化水素は何gですか。割り切れないときは、小数点以下第2位を四捨五入して、第1位まで答えなさい。

問6 酸素が発生するとき、過酸化水素水に溶けている過酸化水素が水と酸素に分解します。(①)はこの分解をすすめる役割をします。いま、過酸化水素68gが分解して、水が36gできて酸素が25L(リットル)発生するとします。
(1)このとき、酸素25Lの重さは何gと計算できますか。割り切れないときは、小数点以下第2位を四捨五入して、第1位まで答えなさい。
(2)この実験で使った器具Aの容積は0.25Lでした。0.25Lの酸素を発生するのに必要な4.0%の過酸化水素水の重さは何gですか。割り切れないときは、小数点以下第2位を四捨五入して、第1位まで答えなさい。


【解説と解答】
問1 器具Aは集気びんです。
(答え)集気びん

問2 酸素を発生させるために過酸化水素水と反応させるので、二酸化マンガンになります。
(答え)二酸化マンガン

問3 酸素を集めるので、水上置換になります。
(答え)水上置換 図 オ

問4 石灰水と反応するのは二酸化炭素で、燃焼で二酸化炭素が出るためには炭素が燃えないといけないのですが、スチールウールは酸化鉄ができるものの、二酸化炭素は出ないので、これだけ白く濁りません。したがってろうそくと木片だけになるからイになります。
(答え)イ

問5 10×0.04=0.4gになります。
(答え)0.4g

問6 
(1)
二酸化マンガンは触媒なので、化学変化には関係ありません。
68-36=32gが酸素にあんります。
(答え)32g

(2)0.25Lに対しては68÷100=0.68gの過酸化水素がいるので、0.68÷0.04=17gになります。
(答え)17g

「映像教材、これでわかる水溶液」(田中貴)

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