月別アーカイブ: 2015年10月

学校別特訓がない

いろいろな塾で上位校の学校別特訓が行われていますが、一方ですべての学校で学校別特訓があるわけではありません。

むしろ、ない学校の方が多いでしょう。だから何となく手を抜かれている、というような気になるかもしれませんが、まあ、こればかりは仕方がない。

ないものはないので、だったら家庭で考えていけばいいのです。

もちろん塾だってただ過去問をやらせればいいと思っているわけではありません。その子、その子に必要なことを切り分けてくれる面倒見の良い塾もあるでしょう。そういうところに通っている場合は、むしろあまり手を出さなくてもいい。

しかし、そうでない場合は、やはり作戦を考えないといけない。まず第一志望の出題傾向をとらえて、模擬試験の結果から見て、強化しなければいけないテーマを絞り込んでいきます。

ポイントは、よく出て、できないところ

できなくても、出なければ何の問題もない。例えば文学史は覚えてないなあと思っても、出なければ別にどうでもよいわけです。

逆に出るとわかっているのに、できないというのは問題だからしっかり対策を組んでいきましょう。

それとこれからあまり難しい問題をやらなくてもいい。これは全体的な傾向ではあるのですが、もう問題はそう難しくはないのです。2015年の問題を見ていても、難しいと思うのは一部の学校にとどまっていて、概ねみんな平準化してきている。なぜやさしくなっているかといえば、難しい問題を出すと差がつかないからです。

みんなできなければ、その中で少しでもできる子をとらないといけないわけだから、なるべく差がつくように問題を作りたい。だから、問題は明らかにやさしくなります。なので、むしろやさしい問題を確実に得点する、ことに力を入れていった方が良いでしょう。

家で何もしなくていいです、という塾が本当に手を尽くしてくれていれば問題はないが、そうでなければやはり手は打った方が良いのです。そのためには今子どもたちが何を勉強しているのか、把握することが当然大事。学校別傾向と子どもたちの勉強の内容を把握したうえで、「これはまずい」と思ったら、我が家の学校別特訓を始めてください。

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音読の効果

試験対策としては、当然のことながら試験中に音読できないのだから、音読の練習は意味がないかもしれません。

しかし、こと、文意を把握したり、言葉を知る勉強をするにあたり、音読は明らかに効果があります。実際に、子どもたちに文章を音読してもらうと、国語力の違いが明確にわかります。

すらすら読める子がわかっていない、ということはまずない。読める以上、その文章に対する理解が十分できるはずなのです。

一方たどたどしく読んだり、言葉の読みが違っていたりすると、正確に読み取れない可能性があります。だから、音読してもらってつっかかる字は全部教える。これはわかっていないかな、と思われる言葉もその場で教えます。

そうすると、問題を解く段になって、明らかによくできるようになります。

といって、試験中に音読も横で意味を教えることもできないわけだから、今のうちのやっておくしかない。特に4・5年生のうちはとても大事です。

音読をすれば文中の言葉が音になって自分の耳に入ってくる。これは言葉を覚えるのにとても良い方法です。

子どもは小さいときから耳で言葉を覚えてきているので、読んで覚えるのと耳で聞いて覚えるのでは圧倒的に後者の方が効率が良い。

問題を解かずとも、音読をさせる、というだけでも力はついていくので、音読の機会をなるべく多くしてください。

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浮力の問題

2015年城北中学の問題です。


図1のような、底面積50cm2、高さ5cmの直方体があります。

この直方体を底面を下にして水に浮かべると、図2のように底面が水面に平行になって2cmだけ水の上に出ました。

この現象は、水や食塩水などの液体の中で、浮く力がはたらき、直方体の重さとつり合っているからです。この浮く力の大きさは、直方体が押しのけた体積分の液体の重さに等しいことが知られています。水1cm3あたりの重さは1gとして、つぎの問いに答えなさい。

問1 この直方体の重さは何gですか。

問2 図3のようにこの直方体におもりをのせて水に浮かべると、直方体の上面が水面と同じになって浮かびました。このおもりの重さは何gですか。

問3 図4のようにこの直方体に体積25cm3、重さ100gのおもりを軽い糸でつるし、直方体を水に浮かべると、底面が水面に平行になって浮かびました。水の上に出ている部分の高さは何cmになりますか。

問4 図5のように、この直方体を、水ではなく1cm3の重さが1.2gの食塩水に浮かべると、底面が水面に平行になって浮かびました。食塩水の上に出ている部分の高さは何cmになりますか。


【解説と解答】
問1 水中に入っている体積は50×3=150cm3ですから150gです。
(答え)150g

問2 水中に入っている部分が250cm3になりますから浮力も250gです。箱事態の重さは150gですから、おもりの重さは250-150=100gです。
(答え)100g

問3 
重さが150+100=250gです。つりあっているので浮力も250gです。そのうち、おもりの体積が25cm3ですから、水中部分の箱の体積は250-25=225cm3なので、225÷50=4.5cmから、水上に出ているのは5-4.5=0.5cmです。
(答え)0.5cm

問4
150g÷1.2=125cm3が水中部分の体積ですから、125÷50=2.5cmが水中に高さなので、水上部分は5-2.5=2.5cmです。
(答え)2.5cm

「映像教材、これでわかる力のつりあい」(田中貴)

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