月別アーカイブ: 2015年4月

過去問の発売時期

過去問は、入試後、問題の編集、解説の執筆、校正、著作権処理と進んで最後に印刷所に回ります。これまでは、多くの受験生が夏休み以降に過去問をやっていたので、6月ぐらいに間に合うようなスピードで編集されていました。

しかし、ここのところカリキュラムが前倒しになり、一応すべての範囲の履修を終えたので、過去問の学習を前倒しにすることができる。したがって過去問を早めに手に入れたいというニーズがあり、出版社もそれに応えて大分、早くなってきました。

すでに、第1陣の出版を終え、順次出版が続いていきます。

でも、まだ手に入らない場合は、昨年のものを買ってもいいのではないでしょうか。

例えば10年分だと、今年の入試以外のものはすべて掲載されています。問題は今年の入試問題だけ。まあ、そのためにまた1冊買うのはもったいない、と考えられるかもしれませんが、早くやれる方がやはり便利であることは間違いない。

電話帳は、ある程度出そろってからの出版になるので、例年7月ごろになります。その点で言えば、勉強するに昨年のものであっても別にそう問題があるわけではない。

多少もったいない、とは思っても早めに動き出す方が良いでしょう。

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図形の移動に関する問題

2015年聖光学院の問題です。


図1のように、1辺の長さが6cmの正方形ABCI)と1辺の長さが3cmの正方形PQRSが、点Sと点Aが重なっていて、辺AB上に点Rがあるように置かれています。図1の状態から、図2のように正方形PQRSが正方形ABCDの周りをすべらないように反時計回りに回転するとき、次の問いに答えなさい。ただし、円周率は3.14とします。

(1)  点Qが点Bに重なるまで正方形PQRSが回転するとき、対角線PRが通過する部分の面積を求めなさい。

(2)  点Qが点Bに重なるまで正方形PQRSが回転するとき、対角線QSが通過する部分を鯨巻線の図に斜線で示し、その部分の面積を求めなさい。

(3)  正方形PQRSが正方形ABCDの周りを回転し、元の図1の状態に戻ってくるとき、対角線QSが通過する部分の面積を求めなさい。


【解説と解答】
(1)
以下のように動きますから、対角線PRが動くのは斜線部分になります。

この半径は求められませんが、半径×半径は3×3×2=18になるので、18×3.14×$$\frac{1}{4}$$=14.13cm2

(答え)14.13cm2

(2)以下のように動きます。

斜線部分の面積は半径3cmの2分の1円から、4.5×3.14×$$\frac{1}{4}$$と3×3×$$\frac{1}{2}$$を引くので

4.5×3.14-1.125×3.14-4.5=10.5975-4.5=6.0975
(答え)6.0975cm2

(3)
もう90°回転すると図のように動きますから、求める面積は

ア4つとイ4つの合計になります。
ア=3×3×2×3.14÷2=28.26より28.26×4=113.04
イ=3×3÷2-4.5×3.14÷4=4.5-3.5325=0.9675 0.9675×4=3.87
よって113.04+3.87=116.91cm2
(答え)116.91㎝2

「映像教材、これでわかる比と図形」(田中貴)

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第184回 小言は聞かない?

■ 子どもの日常は当然、完璧ではありません。勉強するのか?と思っていたら、テレビをつけ、あるいはゲームをし、しばらくたったと思ったら、もうその場で寝ていたり・・・。いつ勉強するの? 小言を言いたい気分になるのはある意味当たり前でしょう。

■ しかしながら、その小言はまず相手には届いていない。小言が多いお母さんの子どもは小言に対する耐性ができている。だから、小言が来た途端、耳なんかシャットダウンが起きています。もちろん相手には聞こえてはいるが、だからといって、ああ、まずかったなあ、という反省は微塵もない。つまり小言は聞かない、のです。

■ そんなことはわかっているが、でも小言の多いお母さんは、つい同じように反応してしまう。で、耳から自分の小言が聞こえてきて、さらに怒りが増している場合も多いのです。

■ 中学受験はあくまで親がやらせているので、最後「やめさせる」スイッチを持っているのは親です。それを簡単に行使してしまうと、またいろいろ問題はあるでしょうが、しかしスイッチを持っている以上、その怖さを相手に感じさせないといけない。

■ しかし小言が多いと、実はその怖さがまったくなくなってしまうのです。だから小言を言いたくなったら「今に見てろ、やめさせてやる」と心の中でつぶやいてみてください。案外そういう方が利くみたいです。

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