月別アーカイブ: 2014年1月

金星に関する問題

2013年 早稲田中学の問題です。


金星は図1のように、太陽と地球の間の軌道を、地球と同じ向きに公転している。図2は、太陽と金星、地球の位置関係を示したものである。地球から見て太陽と金星の位置関係が変化することから、金星は月と同じように満ち欠けをしている。以下の問いに答えよ。

問1 金星について述べた文として誤っているものを選び、記号で答えよ。

ア 真夜中の南の空高くに観測できるときがある。
イ 自ら光っているのではなく、太陽の光を反射している。
ウ 水星に次いで2番目に太陽に近い惑星である。
エ 数か月後には星座との位置関係が変わって見える。

問2 図2中の1→2→3→4と金星が位置を変えていくときに、金星の大きさと形の変化を示した図として最も適したものを選び、記号で答えよ。

問3 日の入り後に金星が観測されるのは、図2中の1~4のうちのどの位置関係のときか。正しいものを選び、番号で答えよ。

問4 図3は、1ケ月ごとの金星の出、金星の入り、日の出、日の入りの時刻の変化を示したものである。図3中のaのとき、金星はどのように見えたか。正しいものを選び、記号で答えよ。
   ア 日の出前に、東の空に見えた。
   イ 日の出前に、西の空に見えた。
   ウ 日の入り後に、東の空に見えた。
   エ 日の入り後に、西の空に見えた。

問5  図3で示した期間に、太陽の表面を金星が通過する現象が見られた。この現象が見られたときとして最も適したものを図3中のA~Dから選び、記号で答えよ。


(解説と解答)

天体の問題といえば、やはり月と太陽が一番多く出るのですが、たまに金星も出題されることがあります。金星の勉強もしておきましょう。金星は太陽系の惑星で言えば、水星の次に太陽に近く、その次が地球になります。したがって、太陽、月の次に良く見えます。図2において太陽の光線からできる金星と地球の影をかきこんでみると、次のようになります。

このとき、地球の自転方向から4の金星は明け方に東の空に見える星、ということから「明けの明星」、2の月は夕方西の方向に見えるので「宵の明星」と呼ばれます。

したがって、問1での間違いはア。金星は真夜中に南の方向に見ることはできません。まったく正反対の位置にいるからです。

問1 (答え)ア

問2 3が一番地球に近い位置ですが、これは太陽の向こう側に入っていて、満月のようになります。2の位置にいるときは、右側が光り、3の位置は地球から見える面は全く影になり、4の位置は左側が光ます。
したがってイ
(答え)イ

問3 宵の明星は2です。
(答え)2

問4 グラフでaのところでは、金星の出と入りが太陽よりも早いので、朝に見えることになります。
(答え)ア

問5 金星が通過するので、金星の出が遅かったのが、太陽よりも早く出る、ということになりますから、金星のグラフが太陽のグラフを下から上に通過するところになります。したがってCです。

(答え)C

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ここから伸ばすのはていねいさが一番

答案は見てもらうものだから、字はきれいに書きなさい。

問題文をよく読んで、条件を見落とさないように、注意しなさい。

答えが出たと思ったら、そこで安心しないで、もう一度問題文をみなさい。

などという注意は、これまで随分してきたことではあるのですが、なかなか身につかないというか、実行できない子どもたちが多いものです。

しかし、この時期になるとちょっと様子が変わってきます。

やはり、それなりに注意が浸透し始めてくる。

「おっと、危ない。間違えてる。」

みたいなことが起き始めて、自分のミスに気付くようになってきます。

いろいろやらなければいけないことはあるのだけれど、やはり最も大事なことは「ていねいに問題を解く技術を磨く」ことでしょう。

入試が近い分だけ、子どもたちにも緊張感があるので、そこは非常に伸びやすい。1点に敏感になれる、というか、さすがにここにきて「ミスはもったいない」と思うからです。

そういう状況だから、この時期はていねいさを身に付けるのには一番良い時期です。

知識を覚えるのにも気合が入るかもしれないが、それ以上に、ここでミスをしない、ということに集中力を発揮できるようになると本来できる問題は確実に得点できるようになります。

そうなると、得点は安定するし、正解率が上がるので、合格しやすくなる。

試験間近だからこそ、伸びる力というのがあるので、そこに注力していくと、結果が出やすくなるでしょう。

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第116回 試験に持っていく道具

■ 入試実施要項には、試験に持っていくものが書かれています。これは微妙に、学校によって違うことがあります。例えば、コンパスはどうなのか。定規はどうなのか。分度器はどうなのか。

■ 算数の問題で、必ず作図を出す学校は、持ち物にこういうものが入っていることが多いのです。グラフを描く場合でも確かに定規があった方が楽だという面があるので、定規をもっていらっしゃい、とちゃんと書かれている。

■ で、こういうものの準備はもう始めておくと良いでしょう。例えば試験会場で初めてコンパスを使う、というのではいけない。過去問をやりながら、使ってみることが大事だし、それを入れておく筆箱も考えておかないといけない。

■ だからといって試験前日に新しい筆箱、というのもやはり子どもたちにとっては慣れないものになってしまう。良く、試験前に新しい筆記用具や鉛筆を用意する家庭がありますが、こういうものは多少なりとも使い慣れておかないといけない。だから、この時期に新調するなら新調して、使う練習をしておくと良いでしょう。

■ それと・・・。

■ 実は先日、メガネをかけずに問題を解いていたら、しっかり、数字を見間違えた、ということがありました。9が0に見えたのです。まあ、もっとちゃんと見ればよかったのだけれど、つい、面倒に思い、メガネもかけなかったから、こういうことになる。で、視力の確認はしておいた方が良いかもしれません。

■ しっかり問題文が見えるかどうか、案外、見逃しがちなところですが、こういう準備も抜かりがない方が良いでしょう。

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