月別アーカイブ: 2012年10月

英語はできるようになったのか?

今から20年ほど前のことです。バブルがはじけて、ゆとり教育が始まり、私立の学校は英語教育の充実を訴えました。

公立に比べて英語の授業時間を増やしたり、あるいは外国人の先生を授業に参加させたり、ヒアリングやディクテーションの施設を充実させたり。

しかし、英語が昔にくらべてできるようになった、と言う実感は私にはまったくありません。大学入試というのは比較的英語で合否が決まりやすいところがあります。文系にしても理系にしても英語は必須であるので、まあ、英語の点数が良くなれば、多少なりとも大学受験の実績が上がってくるのだろうと思うのですが、例えばこの10年で英語が伸びたから大学の実績が伸びた、という学校が思い浮かばないのです。

実際に、TOEICでもTOFELでもいいから、高1か高2の全校の点数を平均して経年で経過を発表してみれば、その学校の生徒の英語力があがったかどうか、わかるのですが、そういう資料を出してくれている学校もあまりない。土台、まだ英検といっている学校が多いのかもしれません。しかし、もはや国際市場になっていて、就職や外国大学の入学にこれらの点数は必須になっているのだから、これらの点数で比較した方がよほど、学習の結果としてはわかりやすいのではないかと思うのです。

で、確かに日本人は英語ができないだろうと思うのです。日本にいる限り、英語ができなくたって何の不便もなく生きていける。ところが同じことは学校に言える。日本語ができれば、日本の学校にいる限り、特に支障はない。だから英語ができるようになかなかならないのです。

この前ある会社が会社の公用語を英語に変えた、というのが話題になりました。日本人同士が英語で話をするばかばかしさ、とあげつらわれた部分もあるのですが、しかし、このくらいしないと英語は使わないでしょう。そのくらい、日本は便利なんです。

これがお父さんの仕事の都合でアメリカの、しかも日本人学校のないところへ行った日には、生きていくために英語を使わなきゃいけなくなるから、英語ができるようになるのです。だったら、学校で英語しか使わない、というのはどうだ?と思うのですが、これには問題があった。

物理の先生が英語で授業ができるか? 日本史の先生は? 国語の先生は日本語でやるしかないのだろうが、数学は? 化学は? と考えると、無理な話です。

慶應湘南という学校は帰国の子も多いので、実は先生に外国人が多い。外国人の先生が担任を務めることもあるが、やはり生徒には一生懸命英語と日本語で話してくれる。(もちろん、気骨をもって英語しか話さないという人がいるかもしれません。それだったら良いなあ。)それでも生徒はやはり日本語と英語がまじって話しています。これがコミュニケーションだろうと思うのです。そういう機会が増えないと、英語を勉強しようという気にはなかなかならない。

10年、20年やった結果として、果たして英語はできるようになったのか?

私学として取り組んだ結果を踏まえて、次に何をやるのか。新たなシステムを進める学校が出てくればいいのにな、と思います。

最近の話はどこもあまり変わり映えしない、という感じです。ここでもクラス分け中心ですから。

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視直径

2009年桐朋中学の問題です。


図はある日に太陽が西の地平線に沈み始めたところを表しています。この状態から完全に地平線の下にかくれるまで2分30秒かかりました。図中の矢印は、太陽の沈む方向を表しています。また、三角形EFGでFG;EF:EG=3:4:5で、Eは太陽の中心を表しています。これらのことから、太陽の大きさを地球から見たときの角度(これを視直径といいます。)で表すと何度になりますか。

図1


地球は24時間=1440分で360°自転しますので、1440÷360=4分で1度進みます。

例えばある星の直径をはかったとき、その時間が1分であったら、視直径は1×1/4=0.25度になります。

で、図1から完全に沈むところまでを描くと図2のようになります。

図2

太陽が完全に沈むにはアが地平線の下に隠れなければならないので、イまで行かなければいけません。したがって太陽の中心は図のEからPまで動きます。

この時太陽の直径は図のPQの長さになりますが、これは直線EPの5分の4倍です。

EPにかかる時間は2分30秒ですが、QPの距離を移動するのにかかる時間は

2分30秒×4/5=2分 なので、4分が1度ですから

2÷4=0.5度が視直径ということになります。

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集合授業と個別指導の対立

最近は同じグループの中に集合授業と個別指導があります。ブランドを多少変えたり、場所を変えたりしているが、グループによっては同じ教室で個別指導と集合授業が両方あるところもあります。

しかし、先生同士が仲が良いか、というとそんなことはない。

というか、結局個別指導というのは、集合授業でうまくいかないから、個別に流れるわけで、個別の先生からいうと「なに、まだわかってないの?」みたいな発言が出たりする。

これを横で聞いている集合授業の先生がいたら、まず頭にくるでしょうな。「あなたがへたくそなんでしょ。」と言われているようなものだから。

実際に集合授業の先生と個別指導の先生が取っ組み合いとまではいかないまでも大喧嘩をすることはよくある話だったそうで。(多少、昔の話ですが。)

その流れがあるのか同じグループでも個別指導と集合授業を決して同じところに置かない場合もあるそうです。でも、私はこれが健全な気がします。

個別指導を簡単に薦める集合授業の先生、というのはやはり少し甘いのではなかろうか。

「そんなところに行かなくてもいい。今度もう一度教えてあげるから。」というのが正しい態度でしょう。それが度重なって時間が不足するから、まあ、仕方がないか、で個別指導になるのはわかるにしても、はなから

「個別に行ってみませんか?」

というのは、自分の授業はアカンと言っているようなものだと思うのですが。

そういう話をまったく無視して、売り上げだけを上げたいと思えば、当然個別を薦めるでしょうが。

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