月別アーカイブ: 2012年8月

後半戦へ

お盆休みが早くも終わり、夏期講習も後半に入った塾もあるでしょう。

お盆が終わると、東京・神奈川の入試開始日である2月1日まで170日を切ることになるので、全体としても後半戦に入っていくことになります。

塾によっては、夏期講習の後半は「学校別」の特訓が始まっているところもあり、いよいよ志望校合格に向けてそれぞれの勉強が始まっていくことになります。

塾としては、生徒全体をなるべく同じカリキュラムやテキスト、テストで指導したいところではありますが、中学入試はすべての学校が独自入試なので、出題傾向がそれぞれ違います。だから、同じカリキュラムではなかなか指導が難しい。

しかし、どこまで細かく分割するのか?ということになってくると、これも難しい。どの子にも学校別特訓を作ろうとすると、当然、すべての学校に対する教材が必要になってくるわけで、それはできないでしょう。しかし、そうなると、「学校別特訓がある子とない子」が出てくるので、指導される先生も難しさを感じることが多いと思います。

夏前に後期の学校別編成をするにあたって、校舎と本部がもめるのは実はここであることが多い。
「今年はこの学校を受験する子が多いので、この学校別編成を認めてほしい」
と校舎の責任者が本部に申請を出すことがあるのですが、本部としてはその教材をどうやって作るかを考えることになります。それが1つの教室だけにとどまるとすれば、経済合理性から考えてその申請は認められないことが多い。

したがって、どうしてもいくつかの学校の傾向をある程度ふまえた「合体教材」が使われることになるわけですが、だからといって悪い教材であるわけでもない。やはりここは、指導する先生の腕にかかっているといってもいいかもしれません。

同じ教材であってもAという学校を受ける子にはこの問題、Bという学校を受ける子にはこの問題、と課題を変えていけばいいのです。むしろその細かさを持たないで、「模擬試験の結果が出るまでは志望校対策はしないでいい」とまで言い切るやりかたの方に私は疑問を持ってしまいます。

ただ、学校別対策というのは、塾も大事だがやはり家庭で考えることも必要なのです。受験する学校も違えば、子どもたちの得手不得手も違うわけだから、やはり対策は子どもによって考える必要があります。とすれば、それに対応するのは家庭学習が一番なわけで、具体的にどの授業をとり、どの問題集をやり、と家庭が主導権を持って決めていけば、塾の体制とは別に対策を考えられるはずなのです。

これまで塾から渡されるものだけに依存してきていると、ここの切り替えがなかなかできない。だからつい塾に不満を持ってしまうのですが、しかし「すべての学校の学校別対策を塾ですることは不可能」という前提に立ってみれば、「じゃ、うちでがんばろうね」と切り替えるべきでしょう。

学校別特訓に選抜制を組み込んでいる塾もあります。この選抜試験に合格しないと学校別対策授業に出られない。これも私はどうかと思うのです。入試まで半年もあるのに、すでに門前払いを受けた子どもの気持ちを考えると、「うちでがんばって合格しちゃえ!」と応援したくなります。

塾にはそれぞれ事情があってシステムを作りますが、それを使うかどうかは、家庭が決めれば良いことです。いろいろ情報を集めた上で、我が子の後半作戦を考えてあげてください。

==============================================================
中学受験で子どもと普通に幸せになる方法、本日の記事は

算数の本質
==============================================================
中学受験 算数オンライン塾

8月17日の問題
==============================================================

にほんブログ村 受験ブログ 中学受験(塾・指導・勉強法)へ
にほんブログ村


平面図形の問題

学習院中等科 2011年の問題です。


下の図の三角形ABCで、点Pは辺BCを1:2に分ける点。点Rは辺ACを1:3に分ける点です。APとBRの交点をQとすると、QはAPの真ん中の点になりました。

このとき次の問いに答えなさい。ただし、三角形QBPの面積を18㎝2とします。

(1)三角形RPCの面積を求めなさい。

(2)BQ:QRを求めなさい。ただし、最も簡単な整数の比で答えなさい。


AQ=QPは条件になくても、出せるのですが、せっかく条件として出ているのでこれを使って解いていきましょう。

(1)三角形QBP=三角形QBA=18㎝2 BP:PC=1:2なので
三角形APC=18×2×2=72㎝2
AR:RC=1:3より
三角形PRC=72×3/4=54
(答え)54㎝2

(2)三角形ABC=18×2+72=108cm2
三角形ABR=108×1/4=27cm2
三角形ABQ=18㎝2より三角形AQR=27-18=9㎝2
よりBQ:QR=2:1
(答え)2:1

いろいろな解き方がある問題ですので、試してみてください。

==============================================================
中学受験で子どもと普通に幸せになる方法、本日の記事は

解答用紙と計算用紙
==============================================================
今日の慶應義塾進学情報

自由研究と労作展
==============================================================

にほんブログ村 受験ブログ 中学受験(塾・指導・勉強法)へ
にほんブログ村


第44回 前期と後期の勉強は違う

■6年生の後期が始まると、これまでの勉強とはだいぶ様子が違ってきます。

■今までは、カリキュラムがあり、まとめのテストや組み分けテストがあったから、その通り進んできたわけですが、後期は生徒それぞれに目標があり、やることが違ってきます。

■学校別のクラスになるところでは、当然、そのクラスでやる内容が異なるし、記述の練習をしなければいけない場合もあれば、知識の精度を上げなければいけない場合もあるでしょう。つまり、それぞれの目標に従い、それぞれの課題を決めてやっていかなければいけない。クラスによってやることが違う以上、復習や宿題も変わってきます。

■これまではどちらかといえば、決められたことをそのままやれば良かった面があったわけですが、後期はもっと個別に考えていかないといけない。

■が、実際にはその勉強をやり慣れていないので、「秋に何をやればいいか?」ということにとまどいが出てくるのです。

■後期はクラスも増えるでしょうし、模擬試験もある。過去問もやらなければいけないし、知識も覚えないといけない。「あれもやらない」と、という漠然とした恐怖感が出てきます。

■そこで、今のうちに後期からどう勉強をするのか、ある程度イメージを決めておきましょう。

■ポイントとなるのは4つ

1つはクラスの復習と宿題。ただ、後期はクラス数が増える分、すべてのものに均等に時間がかけられなくなります。ある程度、間引いていくことも必要になる。このクラスの宿題や課題だけはしっかりやる、というような優先順位を決めていきましょう。

2つめは過去問。第一志望にとどまらず、第二志望、第三志望にも手をひろげていかなければなりません。

3つめが知識。理科や社会の知識を増やしていく必要があります。

といつもはここまでお話していましたが、最近は模擬試験が多くなっています。このやり直しは絶対にやらなければいけないこと。

4つめに模擬試験の復習があげられるでしょう。

■そうなると、すでに前期にやれていたことができなくなる、ということは起こりうるわけです。しかも授業日数が増えるということは、家で勉強する日数が減るということなので、さらにやることを絞っていかないといけない。

■ぜひ、今のうちから後期の勉強についての計画を立てていきましょう。

==============================================================
中学受験で子どもと普通に幸せになる方法、本日の記事は

方程式
==============================================================
中学受験 算数オンライン塾

8月15日の問題
==============================================================

にほんブログ村 受験ブログ 中学受験(塾・指導・勉強法)へ
にほんブログ村