月別アーカイブ: 2011年12月

志望理由

願書の準備が進んでおられると思います。

あまり書くところがない、願書が増えてきました。これは学校側があまり個人情報をとらないようにしよう、という判断からそうしている場合があります。

例えば、両親欄を作れば、「片親の子に不利では」と思われてしまう。だから、そういう情報はとらない、というまあ、そういう判断なのですが、もちろんそれが全てではありません。逆にいろいろ書かせる学校があります。

で、その代表的なものに志願理由があります。

「みんな、同じように書くんだから、まあ、適当に」

と思われるかもしれませんが、実はそんなことはない。案外これが効いている学校もあるのです。特に付属校と女子校はそうですね。

私も以前、添削をやったことがありましたが、案外志望理由というのはむずかしい。

基本的には、我が家としてはこの子を「こんな風に育てたい」、そして学校の教育方針がこうだ、あるいは現状がこうなので、親は気に入った。→ 1

次に子どもはいやなのか、と思われないように、子どもも、「文化祭や学校見学を通じて」とても行きたいと思っている → 2

で家族で話して、ここに行きたいと思うようになった → 3

のような、書き方があります。外してはいけないのは2ですが、2だけだとじゃ、家族はということになるので1、2は併記した方が良いでしょう。

出願が迫ってきましたが、ていねいに準備を進めてください。これは保護者の大事な仕事ですから。

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できるようになった、と思わせる工夫

中学受験生といっても、やはり小学生ですから、まだまだ経験は少ない。

だから、心配したり、スランプに陥ったり、ということはこの直前期に良く見られる現象です。ですから、勉強にもひとつ工夫が必要です。

夏休みから受験校の過去問を始めると、この時期にはかなり仕上がってくる。2回目、3回目となってくれば、それだけ点数もとれるようになってきます。

「できるようになったね」

と声をかけてあげてください。

この時期は勉強に勢いがあることが大事。あれもできない、これもできない、というような気持ちになってくると、勉強もいやになってくるし入試がこわくなります。

一方、できるようになった、伸び盛りだ、という気持ちになってくると入試が楽しみになってくる。

「どんな問題が出るかな」

ぐらい思えるようになってくると、勢いが増していると言えるでしょう。

この時期は正解率を気にしないといけない。ミスが起きないように練習させることが必要です。だから少しやさしめの問題をやるといいのです。

そうすると、本人ができる。「ていねいに」やれれば、満点近い点数がとれることもあるでしょう。

そうやって、できるようになった、と思わせる工夫をこの冬休みに盛り込んでください。

以前、秋の模擬試験ではメタメタだった子が、12月に入ってからよく勉強をやるようになり、冬休みになると

「あれ、入りそうだ」

という感じになったことがよくありました。勢いが増すと、自然、勉強にもっと熱心に取り組むようになり、また勢いが増す、という好循環は、入試には絶大な力を発揮します。

お父さん、お母さんのことばが非常に大事です。ぜひ勢いの増す言葉を心がけてください。

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PISA型入試の影響

昨日、PISA型入試のお話をしました。

PISA型入試とは?

実は、近年私立中学の入試問題にもPISA型入試問題が良く出題されるようになった教科があります。

それが社会。

単純なPISA型ではなく、もちろん知識も問われる部分があるのですが、しかし、資料や地図などを見せて、そこから自分の考えを記述する問題。

例えば2011年の女子学院の社会の問題

(1)地図あ~えの中にある発電施設はどのような方法で発電を行なっていますか。ア~オからそれぞれ選び記号で答えなさい。
ア 火力発電 イ 原子力発電 ウ 水力発電 エ 地熱発電 オ 風力発電

(2)地形図の●地点から★地点を見たときに、地形から見て★地点があきらかに見えないものを地形図あ~えからすべて選び記号で答えなさい。

この問題は、明らかに知識を問う問題ではなく、資料から読み取る問題です。

例えば地図 あ には「温泉」という文字がみえます。ということは地熱発電になるし、地図 い は等高線がつまっているので、山でその間に湖があるわけだから、水力発電だろう、というような判断ができるわけです。

また(2)はそれこそ地図から読み取る以外にはないわけです。

単に知識を知っているだけではなく、その知識を使って何を読み取るのか、何をどう考えるのか、という問題が出題され始めています。

(解答)
(1)あ エ い ウ う オ え ア (2) い え

この手の問題は、単純にパターンを網羅する、というような学習では対策できません。もとから何が出るかわからない。
だから、むしろ対応力を鍛えないといけないわけで、過去問を中心に対応していくわけですが、この類の問題が出題されている場合は、他の学校の類題も練習する必要があります。

ただ、量的にたくさんやるというよりは、どんな問題にも対応できるように、思考力を鍛えていけばいいのです。
むしろおもしろいと思ってやれるようになるぐらいが、ちょうどいいのですが。

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「中学受験、成功する親、失敗する親」