月別アーカイブ: 2009年6月

第18回 教科分担

お父さん、お母さんが子どもの勉強をみるとき、例えばお父さんが算数と理科、お母さんは国語と社会というように、教科を分担されることがあるでしょう。
これは今の塾と同じで、各教科を教える先生がばらばらになるので、トータルとしてどうなのかを判断できなくなる可能性があります。

というのは、国語の先生は国語のことをいう、算数の先生は算数のことだけいう。いわれるのは子ども一人です。だから全体のバランスをとりにくくなるのです。

せっかくお父さん、お母さんが勉強をみるのなら、そういう教科間の情報交換をしてください。そして、教科の優先順位をしっかり決めていくといいでしょう。こういうコミュニケーションは塾の指導でも本来は大事なことで、私もよく同僚と子どもの話をします。お互いに、成績とか、モチベーションの状態とかを確認しながら、進めていきます。

子どもの状況をお互いに話すことで、また、やらなければいけないことが明確になったり、志望校などのこともいろいろ決まってきたりするでしょう。ぜひしっかりお父さん、お母さんの情報交換を進めてください。

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第6回 塾は託児所ではないが、

しかし働くお母さんにとっては、学童保育の代わりになることは間違いないでしょう。

5年生で週3回、夜5時から9時まで授業があれば、お弁当の問題はあるかもしれないが、確実に子どもの居場所はあるわけです。

私はテレビの報道番組である女性ジャーナリストの方の
「今日日、塾だって子どもを預かってくれる」
というこどばがひっかかりました。

塾は託児所ではありません。つまり、預かるという感覚はまったくない。授業中、子どもが熱を出せば、やはり引きってもらいたいと電話がかかってくるでしょう。
別に子どもたちの宿題の面倒を見ることもありません。

でも、塾に出す。それが託児になっている面は間違いなくあるのです。だったら、そういう塾をつくればいいかと思って始めたのがエルフィーキッズですが、しかし少なくも今の進学塾の方は託児の感覚なんか、まったく持っていないでしょう。

親はただ預かってくれるだけでもありがたい、なんて思って進学塾に出したなら、それは子どもにとってはサイナンだと思います。なぜなら進学塾は「中学受験で合格するために、行くところ」ですから、そのためにいろいろ「やらなければいけない」ことが出てきて、子どもたちにとっては負担が増える。その負担に耐えられる子ならまだいいが、そうでない子が今、塾に通っている、というのも事実なのです。

進学塾に出す以上、託児所と思ってはいけません。やはり「私立中学に入れるんだ」という気持ちをお父さん、お母さんに持ってもらいたいと思います。

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第50回 校長先生の話にほれられるか?

各校の説明会、イベントが6月になって本格的にスタートしています。
本来学校説明会の中心は秋でしたが、最近はこれも前倒しされるようになり、各校でかなりの回数が行われています。

説明会の中で、何を聞かなければいけないか、という点でいえば、私は校長先生の話だろうと思います。こういう保護者説明会を入試担当の先生や教頭先生に任せている、ということでは、まずだめ。

トップ自らが保護者に説明するという気持ちのある学校は、やはり学校自体に活気があります。

で、説明会では大学の合格実績や、施設、カリキュラムなどの話が多いと思いますが、私は校長先生の話にほれられるか、という点が一番のように思います。多感な性格形成期である中高6年間を預ける学校ですから、お子さんに合う、可能性を十分引き出してくれるような学校に入れたいと思うのは、親であれば同じ。

しかしその学校づくりの責任者は校長先生ですから、この人物に信頼がおけるかどうか、というのが私は大事だろうと思うのです。

偏差値や大学の合格実績などというものは、その一面に過ぎず、こういう人物が取りまとめる学校に通わせたいかどうか、というのが親の気持ちを決定する一番の要因ではないかと思います。

いろいろ学校には特徴があり、それをいちいち調べるということも大事ですが、その根幹である校長先生を信頼できるかどうか、という点でもう一度学校をごらんいただきたいと思います。

論語に「知らしむべからず、由らしむべし」ということばがあります。解釈を間違えている文典もありますが、
「知らせることはできないが、信頼してもらうことはできる」という意味です。

細かいことをすべて知ることは短い説明会ではなかなか、難しいでしょう。でもこの先生ならと「ほれる」ことはできると思いますから、ぜひ校長先生の話を説明会ではよく聞いていただきたいと思います。朴訥であっても、子どもを預けるに足る先生であるか、それがわかれば学校の中身も自ずとわかってくるでしょう。

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