月別アーカイブ: 2006年6月

中学受験の範囲

考えて見ると、中学受験の出題範囲は結構広いので、すべてを勉強するというのはなかなか大変です。

先日ある取材があって、
「小学校の勉強だけで中学というのは受けられないものですか?」
と尋ねられました。もちろん公立一貫校や私立の一部では可能かもしれませんが、一般的にはやはり中学受験専門の学習をしなければならないでしょう。

振り返ってみると例えば算数は中学校の指導要領の範囲のかなりの部分を先取りしていますし、理科、社会でも高校受験の範囲と重なる部分はたくさんあります。

子どもたちは2年あまりをかけてこれらの範囲を学習してくるわけですが、実際に6年生のこの時期になってカリキュラムがいったん終了した段階で、復習しなければならないことはかなりの量にのぼります。

それをこれから復習していくわけですが、なかなか全部に手が回らないのです。そこで、第一志望にあわせて学習する内容を絞っていくやり方をお勧めしています。

今回の一連の説明会は「学校の選び方」というテーマでした。受験校を選ぶのは、まだまだ先とお考えになっている方も多いと思うのですが、これだけの分量を復習するというのは、なかなか大変です。早めに志望校が決まれば方向性も早く決まるので、夏の戦略もたてやすい。だからお話してきたわけです。

本日の市川が最後で多くのお母様方に聞いていただきました。「早寝、早起き、朝ごはん」のキャンペーンの話まできいていただき、ありがとうございました。

次回は9月ごろまた新たなテーマでお話して歩こうと思っております。

またよろしくお願いします。

面談

6年生の志望校面談を始めています。
まあ、他の塾だとまだまだ先の話でしょうが、私たちの塾の場合、志望校を絞って半年間の逆転戦略を考えるので、まあ、ここで志望校の話を保護者のみなさんとします。

で、先日、外部の6年生の方と面接をしました。

しばらくお話をしていたのですが、
「先生、こういう面談は、子どもの指導をしてくださる先生がなさるのですか?」
と聞かれたので
「はあ、そうですけど。」
と答えました。

「今の塾に通って1年半になりますけど、子どもの顔を知っている先生との面談は一度もありません。」
といわれました。

「はあ?」
「面談の専門の先生がいらっしゃって、子どものデータを見てお話をしてくださいます。でも、何か違うなってずっと思っていたんです。」
「ああ、クラスが変わるからでしょう。毎月クラスが変わると、先生も覚えてられないですよ。まあ、うちの場合は小さいから。」

かと思うと、別の方との面談で
「地元の小さな塾に通っているんです。」
「なるほど」
「でも、先生が本当に中学受験にくわしいのか、よくわからなくて。」
「・・・」
「高校受験の生徒はたくさんいるんでしょうけど、中学受験は。」
「でも、良く相談に乗ってくださるでしょう。」
「ええ、それはそうなんですが。」

確かに塾もいろいろと思いました。うちも当然、完璧ではありません。
この前内部のお母さんに
「先生、ホームページはあまり見ないんですけど。」
と言われてしまいました。うーん、見ない人にどう伝えるか、これも大きな課題です。

第38回 朝鮮半島に関する問題

■こんな問題が中学入試で出題されていました。

■君たちが、君たちのお父さんやお母さんと同じくらいの年齢になるおよそ30年後に、中学生用の歴史の教科書が作られることを想定してください。

その教科書には21世紀はじめの「日本と朝鮮半島の関係」がどのように書かれると思いますか。30年後から現在を振り返ったとき、日本と朝鮮半島の関係にとって今は、良い時代だったといわれるでしょうか、それともそうではないと言われるでしょうか。

■21世紀が始まってから今日までの、具体的な出来事や事柄を折り込みながら、教科書の本文の文章を考えてください。教科書の項目のタイトルは「21世紀初めの日本と朝鮮半島の関係について」です。タイトルを書く必要はありません。

■今、この問題を読むと「小泉総理大臣の靖国神社参拝でこじれた日韓関係」や「北朝鮮の拉致問題」を思い浮かべるので、決して良い話にはならないかもしれません。しかしこの出題は実は2002年の日韓共催のワールドカップを想定していました。また韓国が日本文化の輸入を自由化するなど、太平洋戦争時の問題を前向きに解決しようとする流れも考えていたわけです。ほんの数年で外交の流れが変わってしまう、そのことを子どもたちはどう表現するのでしょうか?

(平成18年6月18日)