月別アーカイブ: 2005年5月

第8回 志望校の選び方(3)

■さて、ここまで考えてくると志望校はかなり絞られてくるのではないかと思います。これらの学校について、今度は子どもたちに行ってもらいましょう。機会としては文化祭が一番、良い機会になるのではないかと思います。秋は模擬試験などもあって、あまりゆっくりできないかもしれませんが、なるべくじっくりと体験してもらいましょう。

■その中で、子どもたちなりに感じるところはあるかと思います。例えばサッカーの好きな子が、文化祭でサッカーの試合をやっているのを見るだけで、かなり魅かれるだろうと思います。その他、学校の施設が最新のものだったり、あるいは雰囲気がクラシックだったりして子どもたちが気に入る場合も少なくありません。ただ、子どもたちの場合は、やはり雰囲気ですから、たまたま違う場面に会えば、違う結論になるかもしれません。

■ただ通うのも、勉強するのも子どもたちですから、本人が気に入った学校がやはり一番です。ですから、お父さん、お母さんが十分吟味した後で、本人を連れて行った方がすんなり決まるかもしれません。子どもたちはきわめて流動的に志望校を口にします。例えば、親しい友達が、志望校を口にするようになると、「僕もその学校を受ける」と言い出すことはよくあることです。

■その学校が家から近かったり、またお父さん、お母さんが納得のいく学校であればいいですが、そうでない場合もあるかもしれません。そこで頭ごなしに「そこはだめ」といってしまうと子どもがかたくなになってしまう場合があります。ですから、その場合はしっかりお父さん、お母さんの考えを説明してあげるといいでしょう。

■いずれにしても、ここまで考えてくれば子どもたちも自分がここに行きたいという気持ちになってくるでしょう。やはり「ここに入りたい」と強く思っている子どもたちは、努力もするし、成績も上がってきます。受験はやはり目的があってやることなので、少なくも5年生の秋までには第一志望を考えておくといいでしょう。さて、次回は第一志望が決まった上で、受験校の候補の絞り方をご説明しましょう。
(田中 貴)

(2005年5月21日)

音と光

5年生のこの時期に音と光を学習する塾が多いのではないかと
思います。

音にしても光にしても、実際は6年生になって相似形や速さを
学習して、入試問題レベルの内容に到達するので、5年生の
この時期はまず、しっかり作図をすることが大事です。

が、最近は参考書やテキスト、プリントなどが発達して、子供が
自ら作図する機会が少なくなりました。

今のうちは、定規を使って例えば光の屈折や、ピンホールカメラ
の像のでき方、凸レンズの実像、虚像のでき方などを自分で
書いていくと、理解が進みます。

凸レンズの像などは実際に老眼鏡で蛍光灯を写すことでも実験
できますから、ぜひやってみてください。

第19回 知識を覚える方法

■まず何を覚えるのか、整理する必要があります。が、知識というのは何かの疑問に対して答えるというのが一番わかりやすいのです。ですから、一問一答式の形に整理してください。例えば四国で高等裁判所があるのは?という質問に対して高松という答えを用意するのです。これを知識ノートとしてB5くらいのノートにまとめてもいいし、あるいは手帳に書き込んで常に持ち歩いてもいいでしょう。

■宮崎平野を流れる川は? 日本アルプスといわれる3つの山脈、山地は?など問題は短くまとめてください。そしてその答えをどんどん覚えていくのです。

■このようなノートを作っていくときに、答えを赤い字で書いて、赤い下敷きで隠して覚えていく方法もありますし、質問をお母さんにしてもらってそれにどんどん答えていくのでもいいでしょう。とにかく何回も繰り返して覚えていきましょう。

■さて、一通り覚えたら、次は自分の知識を使って説明文を書きましょう。何も見ずに自分の知識だけで、あることがらを説明していくのです。例えば、化政文化とは何か説明していきましょう。すると、自分の知識の中で何が不足しているか、はっきりします。時代を覚えていなかったとか、代表的な文学作品を覚えていなかったとか、できないことがはっきりすると思います。

■はっきりすれば、それをまた知識ノートに書き加えます。例えば理科でも漢字でもあるいは慣用句でも、必要なものはどんどんまとめていくのです。そしてまた、説明文を書くようにします。なぜ説明文を書くのがいいのかというと、自分の知識を頭の中で整理するためです。説明を書いていくうちに、記述の練習にもなるし、知識もどんどん正確になっていきます。

■九州の工業、日清戦争の原因など、1回に書く説明文は長くても400字くらいでまとめられるようにしましょう。テーマを九州としてしまうと、範囲があまりにも広くなってしまうので、お母さんやお父さんと相談をしながら、テーマを決めて書いていくのです。書いていくうちに知識はさらに研ぎ澄まされます。

■そして、説明をしようとするとき、断片的だった知識が頭の中で結びついていきます。東北地方の地図などを白地図に何も見ずに書いていけるようになると、本当に自分の頭の中から知識が湧き出してくるのを感じるでしょう。そうなれば、しめたもの!この2つをぜひ実行してみてください。

(平成17年5月16日)