2026年受験に向けて」カテゴリーアーカイブ

よく考えないと、質問してもわからない

この時期になると、解けないとかわからない、とか思う問題はなかなか高度です。

なので、塾で質問をしても、先生もすぐに答えられる、というレベルではないかもしれません。実際にあずかって次の授業の時に教えてもらうこともあるでしょう。

ただ、それで聞いてもよくわからない、ということは多々ある、のです。

教えている方も「やはりわかってないなあ」と感じることが多いもの。まあ、それだけ難しいということなのでしょうが。

だから本当は安易に聞いてはいけない、と思います。確かに聞いて処理しないと、たまる一方だ、ということはあるのですが、しかし、たまるから聞いても、本人が理解していなのであれば、あまり意味がない。

考えて、解説も読んで、いろいろ試行錯誤をした結果として、先生に「こうやれば」と聞くと、「あ、わかった!」となる。

このときは先に先生が説明を続けなくても、自分でわかるから、本人が自分で勝手に解いた方が良いという場合もあるのです。

だから、先生に聞くときは良く考えたから、の方がプラスになります。

あまり考えていないと、何を教えられたのかもピンとこない。したがって本人の力にもなっていないことが多いのです。

土台、問題を与えすぎなところはあるわけですが、しかし、十分納得がいった、という問題が増えないと意味がないので、やはりよく考えることを優先してください。


今日の一問(算数オンライン塾から)

10月28日の問題(平面図形)

1週間無料公開されています。


進学する学校をベストにする

子どもたちにもプレッシャーがかかりますが、親にもプレッシャーはかかってきます。

中学受験の場合、どうしても親がかりのところはあるので、お父さん、お母さんも「落ちたらどうしよう」という気持ちにさいなまれる可能性はある。

で、それを防ぐ方法が「進んだ学校をベストにする」と決めることです。

いずれにしても来年の4月に中学にはすすむのだから、そこでの生活が始まる。

どんな学校に行っても、そこで伸びるところはいろいろあるわけで、それが伸びたから良かったと思えることは多い。

だから、進んだ学校での生活をまた徹底的に応援すればいいと決めるのです。

そうするとどこへ行っても応援すると決まったのだから、どうしようか、と悩むことはない。

あとはできることを親子ともどもやって、来年の4月を迎えればよいのです。

ということで、結果は恐れないようにしてください。子どもに伝染しますから。


今日の一問(算数オンライン塾から)

10月27日の問題(規則性の問題)

1週間無料公開されています。


自分で勉強する子はここから差をつける

これまで、自分で勉強はしていても、なかなか成績が伸びない、という子がいるかもしれません。

ホントは自分で勉強しているから結構力はついてきているはずなのですが、模擬試験とかで見るとあまり成績が良くない。

でも、そういう子たちは最後のプレッシャーがかかるこの時期に力を発揮します。

自分でやる、ということは自分で入試に挑戦して、何とか合格してやろうという野心がある。だから、自分のいけないところを修正する、ということに対してある意味欲があるわけです。

しかし、勉強をやらされてきた子は、ずっとお父さん、お母さんから言われてやってきているわけで、そこへきて入試本番のプレッシャーがかかると、「もう、いやだ」になることが多いのです。

本当はこの時期、完全に自分で勉強するという体制になっていないといけない。まあ、多くの子どもたちはその体制になっていると思いますが…。

で、だからここから伸びます。ようやくそういう時期になってきた。

なんと遅いことだろうか、と思われるかもしれないが、そうなっただけでも救いがある。可能性がある。

自分で勉強し始めたら、もう、あまり細かいことを言わず、本人たちのやる気に任せてみてください。

「結構ウチの子、やるかも」

とそう思えるシーンにめぐりあえると思います。


今日の一問(算数オンライン塾から)

10月26日の問題(文章題)

1週間無料公開されています。