2026年受験に向けて」カテゴリーアーカイブ

中堅校に出題傾向はない?

そんなことはありませんね。

各校の先生とお話しをすると、まず「過去問をがんばってほしい」と必ず言われます。

つまり、何が出るか、どういう対策をすれば良いか、ちゃんと問題が教えてくれるのです。

それを無視して、塾の十把一絡げ授業に出てもあまり意味はない。

どこを受けるにしても、何が出るのか、どんな対策をすれば良いのか、しっかり考えて準備を進めていきましょう。


今日の一問(算数オンライン塾から)

10月8日の問題(立体図形に関する問題)

1週間無料公開されています。


なかなか覚えない?

例えば電気の問題は、割と1年間に何回か教えます。

もう、わかったかなあと思っても、そんなことはない。

忘れることはよくあるし、やはり複雑だから難しいところはある。

だから繰り返して練習するしかないのです。

ただし、出るか、出ないかは学校によって違う。

この夏、理科計算ばっかりだった、という塾は多いのですが、しかし、理科計算が出る学校は限られるのも事実。

理系の子を集めたい学校は出しますが、逆にそれをしない学校もあるので、しっかり過去問をチェックしておきましょう。


今日の一問(算数オンライン塾から)

10月6日の問題(平面図形に関する問題)

1週間無料公開されています。


ウチの子の学校別特訓がない

いろいろな塾で上位校の学校別特訓が行われていますが、一方ですべての学校で学校別特訓があるわけではありません。

むしろ、ない学校の方が多いでしょう。だから何となく手を抜かれている、というような気になるかもしれませんが、まあ、こればかりは仕方がない。

ないものはないので、だったら家庭で考えていけばいいのです。

もちろん塾だってただ過去問をやらせればいいと思っているわけではありません。その子、その子に必要なことを切り分けてくれる面倒見の良い塾もあるでしょう。そういうところに通っている場合は、むしろあまり手を出さなくてもいい。

しかし、そうでない場合は、やはり作戦を考えないといけない。まず第一志望の出題傾向をとらえて、模擬試験の結果から見て、強化しなければいけないテーマを絞り込んでいきます。

ポイントは、よく出て、できないところ

できなくても、出なければ何の問題もない。例えば文学史は覚えてないなあと思っても、出なければ別にどうでもよいわけです。

逆に出るとわかっているのに、できないというのは問題だからしっかり対策を組んでいきましょう。

それとこれからあまり難しい問題をやらなくてもいい。これは全体的な傾向ではあるのですが、もう問題はそう難しくはないのです。2015年の問題を見ていても、難しいと思うのは一部の学校にとどまっていて、概ねみんな平準化してきている。なぜやさしくなっているかといえば、難しい問題を出すと差がつかないからです。

みんなできなければ、その中で少しでもできる子をとらないといけないわけだから、なるべく差がつくように問題を作りたい。だから、問題は明らかにやさしくなります。なので、むしろやさしい問題を確実に得点する、ことに力を入れていった方が良いでしょう。

家で何もしなくていいです、という塾が本当に手を尽くしてくれていれば問題はないが、そうでなければやはり手は打った方が良いのです。そのためには今子どもたちが何を勉強しているのか、把握することが当然大事。学校別傾向と子どもたちの勉強の内容を把握したうえで、「これはまずい」と思ったら、我が家の学校別特訓を始めてください。


今日の一問(算数オンライン塾から)

10月5日の問題(速さに関する問題)

1週間無料公開されています。