2026年受験に向けて」カテゴリーアーカイブ

勉強させる学校

近年、進学実績が上がっている学校に共通していることは「勉強させる学校」であるということです。

以前、英語の能力別クラスの話をしたことが合ったかと思うのですが、多くの学校は能力別クラスの編成はしていません。

ただ、英語をすでに勉強している子どもたちは多いので、いろいろな能力があるから、能力別にすること自体に無理がある。

そこで取られたのが、ABCからスタートするが、一気に進んで行く方法。いわゆる中学の過程は遅くて2年。早いところは1年から1年半で終わってしまう。

だから相当に勉強させることになるのです。

英語がこれだから、数学も他の教科もそれなりにスピードを出す。確かに、中学受験の算数は中2ぐらいまでの範囲に手を伸ばしているので、数学もかなりスピードを出す。

なので、宿題は多いのです。

それをクリアできる力がある子が集まっているからとも言えるところはあり、ある程度潜在的に力がないとドロップアウトすることになるだろうが、しかし、その子どもたちのフォローをするよりは、出来る子を伸ばすことに徹しています。

だから結果が出るといえば出る。これは塾的な発想ではあるけれど、それで集まる生徒が良くなれば良い、ということなので、問題は最初にそれなりの生徒を集められるか、がひとつの鍵なのですが、ここで苦戦している学校も少なくはないのです。

この辺、やはりマーケティング手法が必要な部分はあるわけですが・・・。

それにしても、受験で大変だったのに、息つく暇もなく、また勉強させられる、って、知らないよなあ、きっと。


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まだまだこれから

これで5月が終わり、東京・神奈川の入試まで8ヶ月。ちょうど1年の3分の1が終わりました。

だから、まだまだ、これからなんです。

しかし、クラス分けで、当初考えていた志望校に届かないのではないか?と思わせられているきらいがある。

無謀な挑戦はしないように、親切でやっていることなんです、という先生がいましたが、余計なお世話だ、という気もしますよね。

山の登り方はいろいろあるので、これからどう考えるかが、大事です。

まずは夏をどう過ごすか。

夏は天王山ではないけれど、やはりそれなりに勉強時間が得られる。しかし、今の子どもたちは、夏期講習で一杯一杯。自分の勉強時間すら確保できない、みたいなところがあるのです。

だからホントにやり方を考えていかないといけない。

夏期講習も自動的に引き落としになっている塾がほとんどです。まあ、考える余裕を与えない、ということなのかもしれませんが、しかし、しっかり考えていきましょう。

ホントにまだまだこれからですから。



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断固たる意思で塾を止めた子

6年生の2学期の最初の組み分け。

何がうまくなかったのかわかりませんが、その子の成績は急降下に近かったでしょう。

で、その瞬間、彼女は断固たる意思で塾を止めました。

親はまた取り返せば良いじゃない?と言ったのですが、しかし6年2学期は通常よりも少し組み分けのスパンが長い。その間、下のクラスで勉強など、絶対にできない!ということで、まあ、あっという間に辞めて個別の塾と家庭教師に変わりました。

まあ、塾がなくなって個別に切り替わると、やはり少し時間的な余裕が出るところもあって、それを使って彼女は猛然と勉強をスタートさせ、過去問をやり、不得手を総復習し、先生にいろいろ質問し・・・で、2ヶ月後の摸擬試験ではトップ層に返り咲いていました。

でも、塾に戻ることはなく、そのままの体制で入試へ。見事志望校合格を果たしました。

こういう断固たる意思を見せるのは圧倒的に女子が多いのです。男の子についてはあまりそんな話を聞かない。が女の子は、精神年齢が高いせいか、まあ、自分ができはじめているところもあって、断固たる意思を持ってやり遂げるところがある。

まあ、山の登り方はやはりいろいろあるのです。


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