カリキュラムがだんだん早くなってきています。算数の受験カリキュラムで言えば、分数や小数を扱うために、約数や倍数を習い始めるのがスタートといえるのですが、これがおおむね4年生の後期から始まってきています。
ここから1年半がやはり中学受験の算数の中心ということになるわけですが、しかしやはり早い。毎週毎週新たなカリキュラムで勉強をするということになると、十分に練習が終わらないうちに次に行ってしまいます。
したがって、何回か繰り返す必要があるわけですが、それがままならなくなってくる。そして早いカリキュラムで最も危険だと思うのが「ついていけない」と思う子が増えていくることです。
早いペースで勉強をすれば、当然、それができないこともあるわけで、そうなった時に親も子も「中学受験は無理だ」と思いがちになってしまう。
しかし、入試日が変わったわけではありません。
入試は6年生の冬なのだから、そこに間に合わせればいい。4年後期から勉強が難しくなってきて、なかなかついていけなかったとしても、あわてないでください。
そういうときは、やることを絞る。例えば算数であれば、基本問題だけをやる。あるいは応用問題をやるにしても数を絞る。テストの点数はあまり気にしない。むしろ、何ができるようになっているか、を確認していくことが大事です。
ゆっくりやって、十分基礎ができてくれば、あとから追いつくことは十分可能です。入試問題が以前に比べて相当難しくなってきた、というわけではありません。半年ぐらいゆっくりやっても大きな問題はないのです。
自分のペースで勉強する、テストを受けずに自分だけでやっていき、ある程度自信がついてからテストや塾を始める、というのでも良いのではないでしょうか。今度算数オンライン塾で家庭用の算数のプリントを作っていくことにしましたので、塾のペースにまどわされず、自分でできるタイミングで勉強する方法も考えてあげてください。
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