地震の問題のポイント

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過去の出題でみると、地震の問題で一番多いのがP波とS波でしょう。

図は地震計のデータですが、アがP派が到着したところ。イがS波が到着したところ。ア~イまでを初期微動時間といいます。

P波はたて波で、速く進みます。だいたい秒速で8kmぐらい。 S波はよこ波で、揺れが大きいが、秒速は遅いのでだいたい4kmぐらい。

したがって初期微動時間がわかれば、震源までの距離を出すことができます。

初期微動時間が10秒あれば、震源までの距離は80kmぐらいになります。

P波とS波の速さの比が2:1ですから、かかる時間の比は1:2 その差である初期微動時間が10秒なので、1が10秒。したがってP波到着まで10秒かかるから8×10=80kmと計算します。

したがって初期微動時間が長くなれば長くなるほど、震源からの距離は遠くなります。

問題によってP波とS波のデータを変える場合があるので、秒速8kmや秒速4kmを覚えておく必要はありませんが、計算の仕方はしっかりマスターしてください。

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