それでも母親講座」カテゴリーアーカイブ

第40回 文章を書きなれる

最近の中学校を見ていると、やはりレポートの提出をさせる学校が増えてきました。自分の考えを主張するということは、今後子どもたちの将来にとって非常に重要な能力であるし、それを中学生から練習させていこうという学校の意思はよくわかります。

ただ、この作業はやはり慣れも非常に重要だと思うのです。レポートを書きなれていけば、特に負担を感じることはないでしょうが、「どう書けばいいか」ということでつまずいてしまい、「レポートは嫌いだ」ということになってしまっては元も子もありません。

小学校のころからレポートを書く練習をするというのは、なかなか難しいのですが、国語の記述問題を書くということは可能な練習のひとつでしょう。出題傾向によっても異なりますが、記述は書きなれておいた方が得であることは間違いありません。

子どもたちの国語の答案を見ていると、特に男の子には「記述問題だけを抜かす」という特質?が見られます。これはただ面倒だというだけの話なのですが、やはり書きなれていない分だけ、記号やことばを答える問題ほど簡単ではないようです。

そこで日記を書いたり、作文を書いて書きなれようという練習をするわけですが、これまた、そういう子どもたちはダイッキライなので、なかなかやりたがりません。

だから記述問題を週に1回でいいから、練習する機会を作ってください。内容の如何を問わず、全部埋める!ということだけを課題にしてください。埋まればOK。
その繰り返しで、書きなれてくれば中身を吟味することが可能になります。書かなければ何の進歩もない。

毎週1回、とにかく記述の問題をやる。(これは出題傾向がそうでなくてもやった方がよさそうですね。レポートは記述問題を出さない学校でも課してきていますから。)

忙しい勉強内容でしょうが、ぜひ1週間に1度、取り入れてほしいと思います。

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第39回 学習のリズムを作る

春休みを終えて、新学期が始まりました。
クラス替えがあった学校もあるでしょう。子どもたちは新しい学年でまた勉強をスタートさせました。

塾でいえば、これで子どもたちの学年から”新”がとれます。今まで”新”6年生といわれていた子どもたちがいよいよ受験学年になったわけです。
で、新しい学年になり、1学期のスケジュールが始まったので、もう一度学習の内容を検討しましょう。

塾もペースがつかめてきたでしょうし、何をやらなければいけないのか、具体的な勉強もはっきりしてきたと思います。ここでペースをつかんで、力をつけるというのは6年生ばかりでなく、5年生にも4年生にも大事なことです。

そして確認して修正する、この作業を今月続けていきましょう。

ゴールデンウィークに休みになる塾が多いので、まずここまでを目標にしてしっかり学習のペースを作ってください。そして積み残しがあればゴールデンウィークに調整しましょう。もし、無事スケジュールが進んでいたら、6年生はここで遊びに行くのも大事なことです。

今年の夏休みは忙しいと思います。だから、ゴールデンウィークはぜひ、息抜きをしてください。積み残しがあれば、ここで解消する。無事終わっていれば遊びに行く、いいごほうびになるのではないでしょうか。

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第38回 どこかでがんばる

中学受験は結局中学2年までの過程をある程度は勉強しなければなりません。

今年から小学校の指導要領が変わりますが、小数や分数の計算は5年生でも十分ではないでしょう。したがって4・5年生のうちに小数、分数の計算はある程度がんばらなければいけない。

そして、それが理解できると、今度は比や速さ、相似形など算数が難しくなっていきます。似たような問題を学校の問題集で探してみれば、中学2年の数学に出てきたりします。ということは、6年生になると一気に勉強の質も量もあげなければいけない。

だからどこかでがんばる必要があります。

といって、3年間、ずっとがんばり続けることは困難なのです。

4・5年生ではある程度算数、国語に注力してしまう。そして、6年生の1年間とにかくがんばってみることだと思います。

先日、授業で子どもたちにも同じような話をしました。

「ここで、がんばるかどうか、君達の可能性がぐーんと大きくなるか、そのままかになるからね。やってやろうという気概を持たないとだめだよ。」

空白の3ヶ月になるか、それとも充実の3ヶ月になるか、まずは気持ちが大事ということでしょうか。

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