第38回 どこかでがんばる

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中学受験は結局中学2年までの過程をある程度は勉強しなければなりません。

今年から小学校の指導要領が変わりますが、小数や分数の計算は5年生でも十分ではないでしょう。したがって4・5年生のうちに小数、分数の計算はある程度がんばらなければいけない。

そして、それが理解できると、今度は比や速さ、相似形など算数が難しくなっていきます。似たような問題を学校の問題集で探してみれば、中学2年の数学に出てきたりします。ということは、6年生になると一気に勉強の質も量もあげなければいけない。

だからどこかでがんばる必要があります。

といって、3年間、ずっとがんばり続けることは困難なのです。

4・5年生ではある程度算数、国語に注力してしまう。そして、6年生の1年間とにかくがんばってみることだと思います。

先日、授業で子どもたちにも同じような話をしました。

「ここで、がんばるかどうか、君達の可能性がぐーんと大きくなるか、そのままかになるからね。やってやろうという気概を持たないとだめだよ。」

空白の3ヶ月になるか、それとも充実の3ヶ月になるか、まずは気持ちが大事ということでしょうか。

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