それでも母親講座」カテゴリーアーカイブ

第37回 あてはめは危険

算数が難しくなってくると、答えをあてはめてでも出そうとする子が出てきます。

これは大変危険。

何でもあてはめようということに、力を注いでしまうために、考える力が育たないのです。

では、なぜこういうことになってしまうのか?

4,5年生の頃にそこそこできた子が陥りやすい罠なのです。
そのころは算数もそれほど難しくはないし、成績も良かった。しかし5年生の後半、あるいは6年生になってくると問題が難しくなって解けなくなってしまう。
組み分け試験の成績も下がる。こうなるとどうしても結果を早くだしたい。

そういう気持ちからあてはめに走るのです。
また、あてはめには快感がある。はまったらうれしい。

だからついそちらに行ってしまうのですね。

子どものストレスからするとわからないでもない。しかし、そうなると本当に算数ができない子になってしまいます。早くその環境を変えてあげること、そしてもう一度じっくり問題を解く楽しさを教えてあげること。
この2点がこういう子どもたちを救い出す方法です。

母親講座2DVD母親講座第2回「家庭学習をどう充実させるか」

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第36回 5年生、春の算数

春期講習で算数は予習を結構やりました。

割合、円、おおぎ形 小数や分数ばっかりでてきます。

まあ、たくさん問題をやるわけではありませんが、新しいことが続きました。

「もうだめ、頭動かない」なんてことをいう男の子もいましたが、しかし、この範囲。やはり子どもたちにとっては大変な分野なのです。
ですから、少しでも勉強する機会を増やしたらいいのです。

1回でわからなければ、もう1回。時間をあけて、わかるまでやれば、それはそれなりに効果があります。

5年1学期の先取り。春休みに少しはやってみてください。

4年じっくり算数教室2DVD教材「4年算数じっくり教室」(文章題を解く2)

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第35回 春休みの学習法 -5年生編

    春休み中に新5年生にどうしてもやってほしいことがあります。
    それは分数、小数の計算の練習です。ただ、いつも計算ドリルばかりだと飽きるでしょう。私は、この時期の新5年生にはこんな問題を出します。
    「長さ16cmのテープを20枚、のりしろ1 1/3cmでつなぎました。全体の長さは何m何cmになりますか。」
    のりしろが整数だとそれほど難しい問題ではありません。しかし1 1/3cmということになると、ちょっとやっかいです。しかも間の数が19、4/3×19という計算が中にはいってくるので、面倒な計算になってきます。分数や小数は、今後割合で使っていきますし、また円周率で円や扇形でも利用します。つまり文章題で使うことが多くなってくるのです。ですから、計算問題も大事ですが、ぜひ文章題の中で分数や小数の計算を使うという練習をしてください。たくさんやらなくても、きちんと計算ができるという自信を培ってほしいと思います。
    もうひとつの課題はやはり読書でしょう。この春休みに1冊は必ず本を読み上げるようにしてほしいと思います。
    5年生も計画を立てて勉強してください。保護者のみなさんにはぜひお子さんの計画の確認をしてあげてほしいと思います。決めたことを達成できたら、ぜひごほうびを考えてあげてください。
    塾の講習もありますが、来年は結構忙しい1年になるでしょうから、春休みは少しのんびりしてもいいかもしれません。そうそう、旅行へ出かけるなら、ぜひお子さんに地図を持たせてあげてください。どういうところを通るのか、何を見に行くのか、それを地図上で確かめていくという練習は、とても大切な地理の勉強のひとつですから。

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