なおなおパパママ講座」カテゴリーアーカイブ

第18回 中学受験の結果をトラウマにしないために

「次は負けないぜ」

第一志望に不合格だった子が、最後に言い放ったことばです。

でもこの子は、大学受験のときにこのことは忘れていました。
大学入学後、一緒に飲んだとき、

「いや、君はそういった。」
「え、そうですか。え、ボクですか?ほんとですか?」

きっと本当はそんなものだとは思うのです。しかし、そうでない、という子どもたちもいました。

「結構1年ぐらいは尾を引いてました。なぜ落ちたんだろうって。」

「家がお通夜みたいでした。母親が何回もため息ついて。滅入りました。」

「どうせがんばったって、またダメかな、なんて思ったりしました。」

結構尾を引くこともあるのです。

問題は2つあります。

1つは家族が暗くなっていて、子どもが「自分のせいだ」と思っていること。

もうひとつは、失敗を恐れるようになっていること。

子どもの最初の受験だから、期待している方が多い分、その谷も深いのでしょうが、しかし中学受験ぐらいで子どもの人生は決まらないのです。

御三家に合格して大学受験に失敗する子はたくさんいます。その逆もまた多い。

別に受験の成功が子どもの人生の成功につながるわけではないのですが、最初の受験だからどうしてもそう感じやすいのでしょう。

だからお父さん、お母さんは常に覚えておいてください。

「中学受験で子どもの人生は決まらない」

そうすると、子どもたちに伝わっていくことが変わってきます。

もうひとつは失敗を恐れないようにすることです。失敗したらやり直せばいいのです。

どうしても親は子どもの失敗を避けたいと思うのですが、避ければ避けるほど、成長は遠のきます。

失敗するから学ぶ。

失敗するから成功する。

失敗したら、反省して、次に行けばいいのです。

だから、私は「中学受験で一番いいのは、一生懸命がんばって失敗すること」とお話しているのです。

失敗したら、次に伸びるチャンスが来た、と考えるようにすれば、親は子どもの失敗を受け入れられるし、そうなれば子どもも失敗をプラスに変えることができるようになります。

親は子どもの成長のために、最後まで応援する覚悟があるのだから、この2つのことをぜひしっかり覚えておいてください。

中学受験で子どもの人生は決まらない

中学受験で一番いいのは、一生懸命がんばって失敗すること

合格しても二番目に良かっただけですから。

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第17回 春期講習を考える

□ 塾では季節講習があります。

□ 春休み、夏休み、冬休み。それぞれ朝から授業が行われているでしょう。普通の日は学年で曜日を分けますが、季節講習は全員が同時期に集まるので時間帯を分ける塾がほとんどでしょう。

□ 午前中は4年生と5年生、午後は3年生と6年生というようなバランスで、クラスを組み込んでいきます。したがって塾の先生は朝から夕方までずっと授業になるケースが多いと思います。

□ まもなく春休みですが、この春期講習のカリキュラムは大きく分けて3つの考え方があります。

□ ひとつは復習。3学期の復習をするというケース。

もうひとつは通常カリキュラム。つまり春休みもすでにカリキュラムに組み込まれている。オプションではない。これを受けないと習わないことが出てくる、というケース。

最後が予習。1学期の予習ですね。

□ で、今一番多いのが2番目の通常カリキュラム。以前に比べてカリキュラムの進行が早いので、普通の授業だけでは間に合わない。したがって春休みは通常カリキュラムと同じにする。

□ 営業面で言えば、春休みは生徒が一番休みやすいので、カリキュラムにしてしまわないと受講率が下がるということもあるかもしれません。

□ ただ、この結果として、春休みはほとんどなくなってしまいます。私はこれがあまりよいとは思っていません。特に塾が始まって2ヶ月目。ちょっと一段落したいところです。

□ まだ十分わかっていないところもあるし、これで毎日塾に通うと、もっとわからなくなる、ということもあるかもしれない。もう少し余裕を持って考えたい、また旅行も行きたい、ということもあるでしょう。

□ ここで塾のペースではなく、もう一度、学習のペースを考えてみてください。塾の先生は「休むなんてありえない」というと思いますが、ゴールデンウィークはしっかり休みになる塾が多いのです。ゴールデンウィークでバランスをとるというのもありでしょう。

□ 大事なのは子どもの勉強のペースです。わからないことが積み重なっていくと、成績はあがらないし、モチベーションは下がります。勉強したくない、塾に行きたくない、とマイナスなことがいっぱい出てくる。だから、なるべく積み残しをしないために、一度復習をしておく必要があるでしょう。春休みの分はまたゴールデンウィークで取り返してもいいのです。春休みに2ヶ月塾に行った整理をしましょう。

□ 今、通っている塾を続けるか、ここでもう一度考えるタイミングだと思います

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第16回 本を読む習慣をつけるには

□塾に来るかばんの中に本が入っている子がいます。

□ちょっとした合間に、その本を取り出して読んでいる子は、やはり読書が好きな子で、これまた女の子が多い。男の子はどちらかといえばゲームギアだったり、漫画が入っていることが多いが、女の子は本がやはり多いでしょうか。

□本を沢山読めば、国語ができるようになるかというと、それはそうではありません。本を読む子でも、国語の成績が伸びないという子はいます。ただ、この子たちはそれなりの訓練を積めば、すぐできるようになる。要は解答を自分の感性だけで考えるきらいがあるので、間違えるだけ。本来文章にどう書いてあるか、を根拠に考える習慣をつければ成績は伸びます。

□したがって読書をすること自体はやはり大事な習慣だと言えるでしょう。問題はそれをどうつけるかです。

□私は自分の子どもたちに関していえば、よく図書館に連れて行っていました。たまたま住んでいた地域に図書館が多く、自転車でいける図書館が3つもあったのが大きかったと思います。そこで好きなだけ本を借りてきて、好きなように読ませました。その結果として、本を読む事自体は苦しくはなくなったようです。

□本を読むというのは、「それが当たり前の日常」であることを早くから習慣づけることです。ただ、親が読まないと子どもは読書をはじめるきっかけを失います。一度好きになってくれれば、親が読まなくても勝手に読み始めるからかまいませんが、最初のうちはやはり読書を習慣にする工夫は必要でしょう。だからお父さん、お母さんもいっしょに本を読んでいれば、自然子どもたちも本に興味が出てくるでしょう。

□まずは近くの図書館へ一緒に出かけてみてはどうでしょうか?ただし、子どもの読む本に注文をつけてはいけません。まず最初は、「読みたい本を読む」が原則です。

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