なおなおパパママ講座」カテゴリーアーカイブ

第114回 子どもの歩く道は平坦ではない

■ ここまでくると、何とか合格してもらいたい、というのが親心というものでしょう。でも、だからといって、あっちの塾、こっちの個別指導と連れまわってはいけません。最早、本人が勝負する段階なので、私が何とか、と思ってはいけないのです。

■ 小学校受験というのは、良く親の受験と言われました。本当はまだひらがなも書けない前提の(そんなわけないんですけど)子どもたちを選抜するというのは、なかなか難しいことではある。したがって親がどういう育て方をしたのかが結構大きいウェイトを占めていたりするわけですが、中学受験は明らかに本人が入学試験の問題を解けるかどうか、ということにかかっているので、あまり親がしゃしゃり出ても仕方がないところがあります。

■ どうしても子どもが小さいときからの考え方が親の方に根付いているので、つい、子どもの障害を取り除いてしまいたい、と思ってしまう。本来、子どもたちがこれから歩く道は、結構でこぼこしているわけですが、でこぼこしているからこそ、歩き方がだんだん身についてくるのです。そこをローラーかけて、アスファルトを敷いてしまったら、子どもたちは逆に平坦な道しか歩けなくなってしまう。だから、多少でこぼこした道を歩かせていくことを考えた方が良いのです。

■ その意味では中学受験は、はじめて子どもたちが自分の力で乗り越えなければいけない選抜であるので、子どもの力が問われます。とはいえ、まだ12歳。先はまだまだ長いですから、今のうちにでこぼこに慣れてもらいましょう。

■ この後、自分でしっかり歩けるようになれば、今回の受験は良い試練と、言えるでしょうから。

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第113回 お試し受験の目的

■ いよいよ千葉、埼玉の出願が始まっています。最初にスタートするのが埼玉県ですから、埼玉県の受験生はあまりお試し受験の機会がない。最初に本番がある、という子も当然いるでしょう。

■ 別にお試し受験をしなければいけない、ということはありません。お試し受験というのはあくまで目的があってやることではあるが、それがどの子にも必要というのではないのです。

■ お試し受験というのは、合格のシミュレーションをすることです。(結構、これは勘違いされている方が多いのです。受験するシミュレーションではありません。あくまで合格するシミュレーションです。)

■ 子どもたちはまだ12歳ですから、朝早く試験会場にお父さん、お母さんと行って、まったく知らない子どもたちに混じって試験を受けるというのは、やはりそれ相応にプレッシャーがかかることではあるのです。したがって、そのプレッシャーで結構あがったりする子は、やはり一度経験しておいた方がよいだろう、というのでやるものなのです。別に上がりはしない、というのであればお試し受験をする必要はありません。

■ 逆に自分の力がきちんと出せるようにシミュレーションをするべきですから、それは合格するシミュレーションでなければなりません。たまにその目的を間違えて、えらく難しい学校をお試し受験に選ぶご家庭がある。これは塾がそういう誘導をする場合があります。その塾の合格実績を上げるために。たとえば埼玉や千葉の有名校に、東京や神奈川の受験生が合格したところで、人数で示す以上、数が多いほうがよいというだけになるから、できれば受験してもらいたいと思う塾はあるでしょう。ただ、それでは落ちるシミュレーションになってしまう可能性があるわけで、それは当初の目的とはかけはなれてしまいます。

■ また、お試し受験と安全校の受験は違います。安全校というのは、合格したら通学する可能性がある学校でしょう。その分、難しさがあるし、もしかしたら、ということもあるかもしれません。しかし、お試し受験というのは、行く可能性はほぼない。(もし行く可能性があるなら、それはお試しではありません。本番です。)行く可能性がないが、本番の入試を試すわけですから、お試しになりえるのです。

■ お試し受験はこの目的をよく考えた上で選んでください。普通は1校で十分だし、たくさん受ければ疲れるだけです。しっかり一度、合格のシミュレーションをしたら、後は本番に臨んでいけばよいでしょう。

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第112回 ベストな状態で試合に臨む

■ いよいよ入試が近づいてきました。すでに、今年の帰国子女の試験が始まってきており、年が明けると埼玉、千葉、関西と入試が始まっていきます。

■ ここまでくると、いろいろ気になることや心配することはあるものの、やはりベストな状態で入試に臨めるようにしていくことが大事です。精神的には「合格してやろう」という強い気持ちがあった方が良いが、それが実は「落ちるとみっともない」という気持ちの裏返しであるとすれば、子どもにはプレッシャーがかかり、当日、力を出し切れるかどうか、不安定な部分になってきます。

■ 入試というのは、もちろん合否が分かれるわけで、残念であれば悔しいことではあるが、それは決して恥ずかしいことではありません。ここはしっかり教えておかないと試験が怖くなります。あまり残念なときのことを口にしたくはないが、「結果は結果。とにかく自分の力を出し切ればいい」と親も子もしっかり覚悟を決めることが大事でしょう。

■ 残りの時間はそれほど多くはありませんから、あれもやってない、これもやってない、と考えてはいけません。むしろ、「これとこれをやって、準備完了!」という考え方にしていくのがいい。だから、机の上にもう使わないテキストや問題集はいりません。あとこれだけ覚えて、入試に臨もう。あとこの過去問だけをやって終わりにしよう。ということでいいでしょう。

■ そしてもうひとつ大事なことは健康状態。この時期一番怖いのは利き腕の骨折です。字がうまく書けないと、さすがに入試にはならない。したがって男の子は特に注意した方が良い。インフルエンザや風邪の予防は先日お話しましが、きちんと予防策を講じればいいのです。

マスク、消毒液、加湿、そして手洗いとうがい

■ これから先はお父さん、お母さんは子どもが「ベストな状態で試合に臨める」ように準備していきましょう。親ができるのは、試験会場に送り届けることまで。あとは子どもたちががんばるしかないので、いい顔をして試験会場に入って行けるように応援してあげてください。

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