第114回 子どもの歩く道は平坦ではない

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■ ここまでくると、何とか合格してもらいたい、というのが親心というものでしょう。でも、だからといって、あっちの塾、こっちの個別指導と連れまわってはいけません。最早、本人が勝負する段階なので、私が何とか、と思ってはいけないのです。

■ 小学校受験というのは、良く親の受験と言われました。本当はまだひらがなも書けない前提の(そんなわけないんですけど)子どもたちを選抜するというのは、なかなか難しいことではある。したがって親がどういう育て方をしたのかが結構大きいウェイトを占めていたりするわけですが、中学受験は明らかに本人が入学試験の問題を解けるかどうか、ということにかかっているので、あまり親がしゃしゃり出ても仕方がないところがあります。

■ どうしても子どもが小さいときからの考え方が親の方に根付いているので、つい、子どもの障害を取り除いてしまいたい、と思ってしまう。本来、子どもたちがこれから歩く道は、結構でこぼこしているわけですが、でこぼこしているからこそ、歩き方がだんだん身についてくるのです。そこをローラーかけて、アスファルトを敷いてしまったら、子どもたちは逆に平坦な道しか歩けなくなってしまう。だから、多少でこぼこした道を歩かせていくことを考えた方が良いのです。

■ その意味では中学受験は、はじめて子どもたちが自分の力で乗り越えなければいけない選抜であるので、子どもの力が問われます。とはいえ、まだ12歳。先はまだまだ長いですから、今のうちにでこぼこに慣れてもらいましょう。

■ この後、自分でしっかり歩けるようになれば、今回の受験は良い試練と、言えるでしょうから。

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