なおなおパパママ講座」カテゴリーアーカイブ

第582回 ていねいに問題を解くことを優先する

■ やらせる量も増え、さらに急がせているところもあり、というのが現在の中学受験の現状なのですが、これはやはり危険かなあという気がします。

■ どうしても急がせれば、ミスが増えるし、取れるはずの問題を落とす。

■ 得点というのは、着手率×正解率になりますが、着手率の方ばかりに目が行きやすい。しかし、本当に大事なのは正解率なのです。

■ 同じ70点でも、着手率100%×正解率70%の子と、着手率70%×正解率100%の子がいるとすれば、合格しやすいのは後者。 着手率は問題によってぶれるが、正解率はあまりぶれないものなのです。

■ 手をつけた問題は確実に正解する、という子は入試本番は間違いなく強い。だからそこを重点的に練習していくことの方が大事です。

■ 量やスピードよりも正確さを大事にして、練習を続けて欲しいと思います。


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長期的な視野も



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第581回 学校選びが一番大事

■ 中学受験の準備で一番大事なのは志望校を選ぶこと、です。

■ その前にまず成績を上げないと、と思われるかもしれませんが、これは逆です。もし行かせたい学校がない、というのであれば、別に中学受験はしなくてもいいのです。

■ 中学は義務教育ですから、地域の公立中学校には入れる。しかし、高校からはいろいろ選択肢があり、大学もそうですから、そこから逆算したときに、今この学校ならいいな、と選べるなら、これは中学受験をする甲斐がある。

■ しかし、それが決まらないまま、ただ塾内の競争に追われて消耗戦を強いられると、本来の目的がむしろ達成されなくなる場合もある。最近よく聞く中学受験撤退というのは、まさにそういう結果になってしまったというケースだと思うのです。

■ ですから、親のすべき一番はまず志望校をしっかり研究することです。ウチの子はどの学校が良いだろうか、どういう環境だと個性が伸びるだろうか、そういうことを考えられるのは親が一番できること。

■ で、その結果としてこの学校に入れたい、と決めるから、よし親子でがんばろう、になれば良いのです。特に4・5年生はまだ決まっていない、という場合も多いでしょうが、ぜひ考えてください。


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基礎が抜けている?



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第580回 何が出来れば合格するかを知らないでどうして準備ができるのか?

■ 学校別対策の基本は過去問です。しかし、過去問を勉強することは塾があまり薦めない。

■ 過去問は家庭でやってください、という流れがほとんどだが、じゃあ、早めに始めようかと思うと「まだやらなくていい」とか「自信をなくすから」とか、言われる。そのくせ秋になると「まだやっていないのか?」と言われたりして・・・。

■ しかし、何が出来れば合格するかを知らないで、準備ができるわけはありません。

■ こういう問題がこのくらいできるようになれば合格する、ということを過去問ははっきり教えてくれます。多くの学校の先生に「学校別の対策をするには?」と伺えば、ほぼ全員が「過去問をやってもらうとうちがどういう子を採りたいかわかります。」という話になるのは、まあそうでしょう。

■ 塾は、全員に同じことをさせるのが合理的なのですが、元々子どもたちの受ける学校は全部違うので、ここに目を向けてしまうと塾の運営が非効率化するのです。だからなるべく避ける。その分、子どもたちに負担が大きくなっていて、今はそれがさらに低学年にまで及び始めたから問題なのです。

■ 効率化するためには、志望校を早く決めるのが一番良いのです。その上で、その学校を研究していけば、自ずと何をすべきかわかってくる。だから家庭が中心になって受験準備を組み立てないとダメなのです。


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子どもたちの負担は軽減すべき


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