第580回 何が出来れば合格するかを知らないでどうして準備ができるのか?

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■ 学校別対策の基本は過去問です。しかし、過去問を勉強することは塾があまり薦めない。

■ 過去問は家庭でやってください、という流れがほとんどだが、じゃあ、早めに始めようかと思うと「まだやらなくていい」とか「自信をなくすから」とか、言われる。そのくせ秋になると「まだやっていないのか?」と言われたりして・・・。

■ しかし、何が出来れば合格するかを知らないで、準備ができるわけはありません。

■ こういう問題がこのくらいできるようになれば合格する、ということを過去問ははっきり教えてくれます。多くの学校の先生に「学校別の対策をするには?」と伺えば、ほぼ全員が「過去問をやってもらうとうちがどういう子を採りたいかわかります。」という話になるのは、まあそうでしょう。

■ 塾は、全員に同じことをさせるのが合理的なのですが、元々子どもたちの受ける学校は全部違うので、ここに目を向けてしまうと塾の運営が非効率化するのです。だからなるべく避ける。その分、子どもたちに負担が大きくなっていて、今はそれがさらに低学年にまで及び始めたから問題なのです。

■ 効率化するためには、志望校を早く決めるのが一番良いのです。その上で、その学校を研究していけば、自ずと何をすべきかわかってくる。だから家庭が中心になって受験準備を組み立てないとダメなのです。


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